3月17日
甲状腺がんの術後からは10日目
いよいよ首の手術痕が
パンパンに張ってきた
痛いというか、痕がこわばってて
固くて動かせない感覚
起きた時が一番しんどい…
首や肩のコリもあるだろうし
頭痛も一緒になって
感覚がごちゃごちゃ魂が抜ける
 
こわばりをマッサージしたいけど
自然と柔らかくなるから
触らないようにして、とのこと
首を回すストレッチはして良いらしい
 
先生いわく
「元々、静脈が細かったのと
リンパ節を取り出す時に
少し静脈が傷ついて縫ったので
血管が細くなってむくんでるかも
時間が経つと周りの他の血管が
発達して血を流すようになるから
こわばりは改善すると思う」とのこと
 
甲状腺やリンパ節もそうだけど
元々の役割を担ってた臓器や器官が
破損したり摘出されても
残されたもう一方が
同じ働きをするようになったり
周りの器官が変わりを
つとめるようになるのは
本当に人体の不思議だな…
肺や腎臓もそうだよね
 
今は右のリンパが無くて
結構首が浮腫んでるけど
そのうち左のリンパが
右の機能も担ってくれるんだって
 
明日までステロイドの点滴を
しなければならないんだけど
腕に針が刺さらなくなってきて
昨日から6ヶ所も差し替えている
こう言っては悪いけど
刺すのが下手な看護師さんに
ブスブス刺されまくって…
右腕も左腕も血が漏れて
あちこち内出血した
両腕が痛くて疲れて…
ステロイド入れてるのに爆睡した
 
一人、信頼できる
ベテラン看護師さんがいて
点滴針を一発で刺してもらった
そしてその方に
カニューレの正しい扱い方を
全部教わった物申す
 
看護師さんによって
みんなやり方が違うから
相性がいい人を見つけて
頼るのが良いと思った
 
今日は日曜だから外来もなく
バナナジュースを飲みながら
ずっと本を読んで過ごした
 
で、夜にロビーの共用スペースで
本を読んでいたら
仕事の引き継ぎをする看護師さんの声が
ナーステから聞こえてきた
私の腕に点滴針を
ブスブス刺した看護師さんが
私が針を痛がってた話を声高にしていた
さぞ嫌われているだろう、
みたいな言い方してた
なんか、本当に品がないな…昇天
やっぱり信頼できる
看護師さんを見つけて頼った方がいい
自分の体のことなんだから当然だよ物申す
 
その夜はかなり寝られたけど
読んだ本の影響か、変な夢を見て
あまり気分の良い目覚めではなかった