描き進めていました
自分のなかの「静けさ」の
なかには
様々な風景のようなもの
があります
それは日々の暮らしのなかで
自分の心のいちばん静かな
部分に収めておいた
大事な何かです
筆をとり絵の具をとり
その世界に
出会いにいきます
救出しにいく
感じにも似ています
それが知らぬ間に
失われてしまうまえに
絵という
目に見える形にして
自分でみてみたいと
いう欲求です
それは美しいものに
違いないからと
どこか遠くに
旅をしにいく気持ちです
時々迷子になります
なんども画面を消し去って
もう、着けないのかもしれないなぁって
静けさのなかでの
迷子は
なんだか孤独感
筆をとるのをやめたく
なりますが
それは究極の
逃げのような気もします
夜のアトリエで1枚の絵が
完成しました
すぐに眠りについて
朝起きてアトリエにいくと
絵に朝日が差し込み
ほっとしました
ちゃんと
目的地にたどり着き
旅を終えました♪
次はどんな
世界に出会いに
旅立てるかな？
日々の感動は
少しずつだけれど
こうして心に
溜まっていっている
美しさがあるのだと
私はそうやって
自分の絵の前で
ほっとしながら
日々を感謝しているんだと
思います