心筋梗塞発症の危険因子で、
患者数は増加の一途をたどる
(2015年から比較し3倍になってるみたい)
過剰な免疫反応が引き金になる免疫疾患。
川崎病の病態は 主要症状の5つ該当で診断※
プラス…
血液検査と心エコー、レントゲンをする。
川崎病は乳幼児に多い急性熱性疾患であり、
全身の血管炎症候群。
(なので、採血でCRPとWBCが上昇)
川崎病自体は自然治癒するが、
無治療の場合には約25~30%の割合で冠動脈に拡大性病変を合併し、この病変は、血栓形成によって心筋梗塞発症の危険因子となります。
このため、適切な急性期治療により強い炎症反応を速やかに終息させるのが大事!
(発熱後4,5日から治療にはいるのがベスト)
川崎病は無治療の場合には3〜4人に1人の割合で冠動脈病変を合併する
※6つの主要症状のうち5つ以上の症状を伴うものを川崎病と診断。
a.5日以上続く発熱
(ただし治療により5日未満の解熱も含む)
b.両側眼球結膜充血
c.口唇の紅潮、いちご舌、口腔咽頭粘膜のびまん性発赤
d.不定形発疹
e.急性期手足の硬性浮腫、掌蹠ないしは指趾先端の紅斑
f.急性期における非化膿性頸部リンパ節腫脹
上記6主要症状のうち、4つの症状しか認められなくても、経過中に断層心エコー法もしくは、心血管造影法で、冠状動脈瘤(いわゆる拡大を含む)が確認され、他の疾患が除外されれば川崎病と診断します。
それ以外に、BCGあとの腫れも所見になる
BCGが腫れることは川崎病以外にはあまりない。(絶対ではないけど、腫れてると川崎病が濃厚)
ただし、川崎病でBCGが腫れるのは30%くらいしかいない。
これらの症状が2~10日以内に次々とでる。
診断の手引きの基準は満たさないものの、他の疾患が否定され川崎病と考えられる「川崎病不全型」も15~20%前後存在します。不全型は決して軽症であるというわけではなく、心合併症も少なくないため、遅れることなく治療を開始することが推奨されています。
治療はグロブリンを点滴して(場合によりステロイド?)炎症反応を抑え、アスピリンを内服して冠動脈瘤という血のかたまりができないよう血液サラサラ剤を飲む。
5年くらいは心エコーによるフォローが必要。
こんな感じに教えていただきました。