最近私、1960年代の洋楽がマイブームなのですが・・・


イスラエルとパレスチナの戦争が始まって以来、ずっと頭から離れない歌があります。

バリー・マクガイアが1965年にリリースして全米ナンバーワンヒットとなった

「明日なき世界」

原題は「Eve Of Destruction」

直訳すると破滅の前夜。


 

1965年といえば、アメリカが本格的にベトナム戦争に介入した年。

作詞作曲は当時20歳のシンガーソングライターP.F.スローン。


ボタン一つで世界が破滅するという核戦争の危機を歌っているのだけれど、歌詞の内容がベトナム戦争を連想させて過激だからという理由で放送禁止になったとか。


今聴くと、

ヨルダン川にも死体が浮かんでいる

という一節もあり、ドキッとさせられます。


日本では高石ともやさんが和訳して歌い、80年代にはRCサクセションのカバーもあり、こちらを記憶しているかたも多いのでは。


58年も前の歌なのに少しも古びることなく、その強いメッセージが胸に迫る名曲です。