こんかいのフランス旅行の目的の一つはフランスのお城を巡ること。
フランスの歴史のお勉強をしていると、歴史の舞台になったお城を実際に見てみたくなったからです。
今回の旅行では6つのお城を見に行くことにしました。
最初に行ったお城は
ルイ14世の時代に活躍した、ニコラ・フーケが建てたお城「ヴォ―・ル・ヴィコント城」です。

ヴェルサイユ宮殿のモデルともなったこの豪華なお城は
その豪華さゆえにルイ14世がやきもちをやいて、フーケを失脚させたといわれていますが
実際は、フーケを失脚させようと企んでいたコルベールが、フーケが謀反を企てていると国王に吹き込み、当時の政治の混乱をフーケのせいにしたい国王はコルベールが言っていることは違うとわかっていながら、それを信じるふりをし、フーケを失脚させたというのが本当らしいです。
このお城が出来て間もなくフーケは失脚させられたので、ほとんどこのお城には住んでいないそうです。
なんだか、フーケって可哀想ですね。
では、お城のお部屋を紹介します。
正方形の大広間

玄関を入ってすぐ左にあるのがこのお客様用の大広間
真ん中に置いてある楕円形のテーブルは大理石製。このお城が出来た時からこのお部屋にずっとあるそうです。
ミューズの間

ここは貴賓室として作られました。
天井には9人のミューズの絵が描かれているのでそう呼ばれているそう。
タピストリーは1635年に作られたものだそう。
大広間

玄関広間からすぐ奥にあるのがこの大広間
お庭にも直接出られるようになってます。
フーケが失脚しなかったら、ここで舞踏会が行われたのかな?なんて想像してしまいます。
王の寝室

王様が来るときように用意した寝室だそうです。
当時、貴族のお城にはかならず王様の寝室が作られたそうです。
フーケのベッド

王の寝室に比べるととっても狭いフーケの寝室。
でも内装はとても豪華です。
フーケ夫人の私室

上品なブルーでまとめられたとてもエレガントなお部屋。
当時はブルーを基調にしている夫人のお部屋が多かったそうです。
フーケ夫人の寝室

とても可愛らしいお部屋。右奥の扉は召使の部屋につながる扉。当時は主人と召使がとても近いところで暮らしていたんですね。
プララン公爵の寝室

ここは後のこの城の主プララン公爵の寝室です。
大きな部屋を区切って、使いやすく小さくしたそうです。
男性のお部屋なのにとても可愛らしい造りですよね。
そして、このお城、なんとドレスの貸し出しをしているのです。



お値段もとっても良心的!
今回は時間の関係で借りられなかったけど、この次はこのドレスを着て探索したいな♪