☠横浜最強☠
くだんのケイスケ君。
ありあまる若さのエネルギーを発散するためか、営業所の人間のこれはと思う人間にかたっぱしから腕相撲を挑む。
ウチ(過去だけど)は結構な猛者がそろってる。
ガタイの良い元ヤンだったり、総合の事務に通ってる奴とか。
若いのう。と思いながら横目で眺めなながら仕事の準備とかをしていた。
で、ある日ついに僕にも挑んできた。
「副長殿、勝負してください! 今度は負けませんよ」。
え? 俺やったっけ?
彼の話によると会社の飲み会でやったそうだ。
? 飲み会では基本的に男性とは話さないはずだ、、、。しかもそんな乱暴な腕相撲なんてするはずない。
と。思って記憶をたどってみると、、、。
そうだ。二次会のカラオケ屋で姐さんと話てたらケイスケ君がわりこんできて腕相撲した。
当時はまだ右指を固定していたんで、左で受けて散々にやっつけたんだ。
で、彼はリベンジを挑んできたのだ。
「俺は右利きだぜ」と言うと。え! そうなんすか!! わかりました右でやりましょう。
腕相撲は昔強くなかった。
だからあまり自信はないのだけれど受けてたった。
で、勝負がはじまって。お。こりゃいけるぞ。と思った。
腕相撲はスタートの時で勝負はつく。
しばらくは彼の膂力を見ようとずっと受けてみた。
ケイスケ君。顔を真っ赤にして頑張ってる。
もう良いだろうと思って一気に勝負をつけた。
「おー。副長殿は横浜最強ですよ!」
彼は、この横浜営業で腕相撲が一番強いのは副長だという非常に限定的な意味で言ったのだろうが、彼の口から横浜最強と聞くとエリアと内容が違った最強に聞こえる。つか横浜最凶って言ってるようだ。
間違われると困るのでそんな事言わないでくれ。
ケイスケ君。
もう。会社は違ってしまたけど、また飲みに行くことがあったらいつでも受けて立つので、それまでよく鍛えておきなさい。