認知症介護日記

義父「じい」89歳!

 

精神科受診3 初診

 

前回のおはなし

 

精神科予診を終え、私は物思いにふけていたが・・・

 

 

看護師とじいが血液検査から戻ってきた。

 

 

血液検査後、一人で待たされ不安だったのか、じいの表情が硬い!

 

 

 

 

引き続き初診、診察室に呼ばれた。

 

 

 

じいと一緒に診察室に入ると、精神科医3人が待機していた。

 

 

 

 

医師:

「今から簡単な質問しますから答えて下さい。」

 

 

認知症テストMMSEテストの質問が始まった。

 

 

 

 

 

時間・場所が正しく答えられるか、単語3つ覚えられるか、簡単な計算ができるか。など全部で11問!

 

 

 

 

じいにとって、真剣に考える質問が続いた。

 

 

 

 

質問の途中で、じいのてんかん発作が起きてしまった。

 

 

 

 

 

医師:

「こんな症状は、よくありますか?」

 

 

 

 

 

私:

「よくあります。立っているときの発作は、後ろに仰け反り、数回転倒しています」

 

 

 

 

 

 

医師:

「この時点で、欠神てんかんと診断は難しく脳波検査を行います。」

 

 

 

 

 

 

質問が再開し、全然答えられない!

 

 

 

 

 

 

几帳面なじいは、円と五角形の重なり合う図形模写だけはスラスラ丁寧に描いた。

 

 

 

 

「さすが!じい!」私は嬉しかった。

 

 

 

 

医師:

「診察は以上です。感染症の検査結果が分かり次第入院です。」

 

 

 

 

 

 

私:

「てんかんの治療で入院が必要と言われたよ。」

 

 

 

 

 

じい:

「うん、そうか」

 

じいは入院を受け入れてくれた。

 

 

 

 

 

私とじいは一旦施設に戻り、明日の入院に備えた。

 

 

 

 

 

 

じいの部屋で一緒に泊るのは、今日が最後である。

つづく→