今、外へ出てみたら…

雲の隙間から飛行機が飛んでるのが見えた。

北東の方角に向かってる。


えらく大きく見えた。
両翼端のランプもはっきり見える。
その幅は、満月程の大きさと言ってもいい。

急ぎ、帰って、アプリを立ち上げる。

シンガポール航空のソウルからアメリカのシンシナティに向かう航空機だ。機体はボーインク777だから、確かに大きい。

アプリを立ち上げてる頃にようやく、飛行音が聞こえてきた。

29000フィートだから8800m位…

えー?
聞こえるの?
あんなに大きく見えるの?
なんか不思議?

さて、
不思議ついでに、私の真上(あたり)は航空機の航路になっている。だいたい、ソウルからアメリカに向かっているのに、なぜ富山の上を北東に向かっているの。

昔、聞いたことを思い出したので書いてみる。

1 昔、ロシアにより大韓航空機が撃墜されたことがあった。それは日本海上空。以降、民間航空機は日本海上空を飛ばない航路を選ぶようになった。

2 また、日本海上空は気流が乱れることが多く、危険を避ける意味でも日本海上空を避けている、とも聞いた。

まぁ、そんな意味で北朝鮮がいくらミサイルを試しても、航空機に当たる確率は少ないようだ。

では、なぜ富山の上を?

それにはアメリカが関係してくる。


日本のど真ん中にアメリカの空が在るのだ。それを横田空域と言う。アメリカの、しかも軍が管理しているので、おいそれとは飛べない。撃ち落とされる(それはオーバー)。で、日本海沿岸を辿るように飛ぶようだ。

で、飛騨や富山の上は航路となっているようなのだ。
裏を返せば、事故があればいつでも降ってくるし、星空を撮ろうとすると白い線になって航線が入ってくる。(これ意外と邪魔)

平面図でみると如何にもなのだが、実際は全部が全部というわけではない。立体的に見ると横田空域はこんな感じ…

場所ごとに高度に違いがある。まぁ2450mより高い空は6段階の高度で横田基地がのものなのだ。

しかし、8800mって、ホントかな?
音も聞こえたし…
翼が見えてた。