この女性のハンダの早いこと…

この人のバスケットボールのライン引き…

この男性のタイミングのうまさ…


上記の写真の元動画です。↓(インスタグラムより)



こんな感じの動画を見られた方も多いだろう。
傾けたドラム缶を傾けたまま転がすと『ずぅ〜〜っと』転がっていき、スポっと置き場所にハマるとか…

あれって、長年現場で培った『技能』だよね。
人って、長く続けると『神業』までにしてしまう。

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今日、ポリタスTVでは会計年度任用職員のことを採り上げていた。会計年度任用職員とは非正規の公務員のこと、会計年度ごとに任用する職員という意味だ。会計年度とは1年と言うこと。今では、普段役所でお会いできるのは、ほとんど一年契約の会計年度職員の人達とだ。



むかし、公務員って「素人の集まり」って、発話したことがある。震災後のモタモタを感じつつそう形容した。

それは今も想う。なぜって、2〜3年で異動するからだ。わかった頃に代わってしまわれる。公務員の人たちって「長く居ると悪い事する」と、仕事を知り尽くさないように替えるのだ。報道なんか見てるとそう思う。悪いことをした原因は「長くいたから」と解説する。市長からしても、熟知されて意見を言われるより、分からないほうが扱いやすい。『馬鹿が統治する』場合の鉄則だ。

石川県もご多分にもれずだったのだろう。きっと富山も同じだ。

で、それでも行政が仕事を出来ていたのは、長くその仕事をしていた人がいたから。その人たちは、短期雇用職員と呼ばれていた。なんのことはないバイトの人は、職場が雇うので長期に契約を繰り返されていた。やってくる何にもわからない正規さんにとっての【頭脳付き手足】なのだ。その人たちから学ぶ。

今…制度が変わって『会計年度任用職員』と呼ばれるようになった。そうなると、最大3年で切られることになった。年度単位の人が更新2回までとは、そんなことになる。

3年後、ハローワークの紹介をもらい採用面接なりを受け直すことになる。加えて年単位で契約だから、年単位でいつでも契約更新が無いかもしれない。当然の常に正規職員さんに忖度をし続けなければならない。年度末に切られるかもしれない。さすが安倍政権が作った制度だ。末端まで『忖度文化』を徹底した。

たぶんこれは、人は、いつでも替えがきくと言う…『労働の流動性を高める』と言う竹中平蔵の世界観から生まれたことなのだろう。

かくして、先に揚げた長年にわたって培う技能は日本の現場から消えたし、災害が起こっても対応できない行政となった。正規の人たちは『素人』だし、動けるはずの正規職員さん自体、半減されている。

かくして、
三流国、四流国への道をひた走る国となってるように思う。
 
これは一週間で見られなくなります。↓



たぶん、能登地震への対応が出来ないのも、行政改革だとのたまい始めた以降の成果なのだと強く想う。

愚者程、心地よい言葉を望むものである。
心地よい言葉をきき続けるために具現化したもの…
内閣人事委員会や有識者会議…

『有識者会議』などを多用し、政策を決めてきた中曽根以降の手法って…なんのことはないこれ↓なんだと想う。
『有識者』って、国民じゃなくあなたが決めるんでしょ。
同じ考えの人たちを選んでるよね。


国民の意見って、国会なんじゃない。
有識者会議に諮って、閣議で決めてきた結果が、【三流、四流へ走らせてる】気がしますよ。