経済学の基本なんだろう。物価…物の値段とは、需要と供給の兼ね合いによって決まると習っている。需要が多く、供給が少なければ、そのモノを取り合うことによって、値段は上がるものなのだと。



近年はウクライナ戦争やコロナ蔓延によって、供給が下がり物の値段は上がっていった。加えて円安のため、外国からの輸入に際しても、より多くの円が必要となり、そのこともモノの値段を押し上げる要因となった。


だから、万博建設のための資材が高騰したと説明されても、そうなのかなぁ~とも想った。そして、1.9倍の予算増額を認めることとなった。


しかしながら、先日のNHKニュースでは、地方で地方が生き延びようと計画した都市再開発の建設費用が予算の1.4倍となり、規模縮小や見直しを検討しているという。


あれ?

万博は1.9倍で、地方の再開発は1.4倍?

同じ資材の高騰にこんな違いは何故生まれるの?


加えて、先程の経済学の基本と照らし合わせれば、何故、今万博をやらなければならないの?

言葉を変えれば…、

食料が少なく、皆腹減らしている時に、何故パーティーを開催するの?なのだ。


地方都市が計画を縮小及び断念する最中に、大都市は別なの?資材は強いものが独占するのは当たり前だと聞こえてくる。その「力」の源泉が予算に過剰に充てられた0.5[1.9-1.4=0.5]なのだとしたら、国自体、「地方は棄てる(地方より大都市)」を決議したことになる。


能登地震の際も金沢(加賀)は能登を見捨てる行動をとった、と私には見える。今という時代は、強いものが弱いものから搾取し、掠め取ったそれでパーティーを楽しむ世の中に見えるのだ。


それは同時に、いじめっ子がカツアゲで巻き上げたお金でゲームに饗する構図と同じに映るのだ。


少ない物資を、まず能登の復旧に、次に地方の努力に、パーティーはその後でいい…そう思うのだ。

で、大阪万博の即時中止を求めるのだ。

今は、需要を少しでも減らして、その分、能登へまわさなければならないのではならないのではないか。

パーティーはやめよう。


半年で壊す?
そんなイットキ物で需要曲線を上げるの?