今日の写真は立山の夕景


登山用語では「アーベントロート」と呼ばれています。
ドイツ語でAbendrotと書くそうです。
夕日で山肌が朱く染められた姿です。

逆に朝日で染められる場合は、モルゲンロートと呼ばれます。

さて、今日は、身体を癒やしに奥飛騨の温泉へ…
まずは焼岳の麓、中尾温泉の「たきざわ」。
ここは500円で立ち寄り湯をさせてもらえます。


贅沢にもこんなお風呂独り占めです。

わかるでしょうか?
白いツブツブが舞っています。湯の花です。

入る前はこんな風に静かに底に眠っています。

重症と想ったので、踏んばって宿屋の温泉です。キレイに清掃され湯の管理も万全で、500円。なんとありがたい気分です。(43.5℃)

鎌倉時代には「鎌倉街道」はここを通っていました。越中常願寺川を出発し、有峰を通り、双六を通り抜け、高原川に出れば、後は川沿いに上っていきます。
そして、栃尾を通り、中尾温泉へ辿り着きます。この栃尾辺りから高原川は蒲田川と名前を変えます。平湯から流れ下る川と合流し高原川と呼ばれているようです。ちなみに高原川は富山との県境で高山からくる宮川と合流し、神通川と名前を変えます。

さて、道に話を戻します。福地温泉へ辿り着いた、この後が大変です。2200mある中尾峠を目指し、焼岳へと登ります。


中尾峠を越え、山を下るとそこは上高地です。上高地から松本を抜け、やがて鎌倉へ行きました。今の富山市の中心は富山城のある辺と想ってますが、それは戦国時代以降です。以前はもっと東だったのでしょう。鎌倉街道の出発点も常願寺川沿いでした。

さてさて、中尾温泉で最高のお風呂を味わったのですが、次に(せっかく飛騨へ来たし、何よりいい天気!)足を伸ばして平湯温泉へ。いつもの通り民俗村のお風呂に入らせてもらいました。

いつもながらの、いい温泉です。(41.5℃)
(手前の石の上…雪です。)

そして最後に納めの栃尾温泉「荒神の湯」(40℃)
ここは、40.5℃とヌルく、湯口もゴムサンダル履いた老人に占拠され、そそくさと上がりました。楽に行けるところは沢山の人が来て、湯の管理もママなりません。

やはり、宿主がしっかり管理する宿のお風呂は格別です。

おまけ
中尾温泉はこんな風に、こんこんと湧き出しています。
こんな感じのところがいくつもありました。


 

 

たきざわからの笠ヶ岳?の姿↓


たきざわからの焼岳の姿↓

たきざわのすぐ近くに神社があった。
白山社

その説明看板↓

今は「信濃」と書くが、「科乃」と書かれている。
地名の漢字って、たいていは当て字なんだよね~。
焼岳中尾峠への長い登山道…科乃坂(しなのさか)って、中尾の人たちの名づけだよね、きっと。逆に「中尾峠」って山むこうの人たちの名づけなんだろうね。

おまけ