昨日は仕事から帰るとそのまま眠ってしまった。
この歳になるとフルタイム(8h)と言うのは、きついのかもしれない。
今日は、休み。
夢見ていた「寝坊」をして、起きがけにテレビ。
なんという贅沢。
難しいモノはイヤだったので、サスペンスもののドラマを見た。
番組内容はさて置いて、主人公の弁護士が深夜、過去の記録を読み、頭を抱える。そして机の前にあるソファーに移動し、考え続ける・・・。
そんなシーンがあった。
そうだよなぁ~。
昔の事務室にはソファーがあった。来客との面談は、そこで行われる。休み時間になると、そこでくつろぐ人がいたし、残業後の仮寝の場所ともなった。
今は、ソファーが取り払われ、会議用テーブルが置かれるようになった。
こんな感じが一般的なのじゃないだろうか。
昔は左手の会議用机のところがソファーだったように想う。
検索しているうちに『理想的な』レイアウト案が紹介されていた。
さしずめ、ここから「リフレッシュスペース」が抜け、集中ブースが抜けた形?
左半分のスペースが今と言うところか。(上の方はソファーではなく、上司の机がこちらを睨んでるというか。)
ドラマの主人公は息詰まったとき、まず①自席を離れ、②ソファーへ移った。多分それは①とらわれから離れ、②くつろぎへ移動したのだろう。
そして着想を得た。
そんなうまく行くかはわからないが、1998年頃の制作者の中にはそんなイメージがあったのだろう。
それから20年経って、作業スペースを兼ねた《会議用机》が《くつろぎ》の場を追い出した。
来客はそもそも想定されていない?
さしずめ他者からの情報は考慮されず、自己内の醸成だけにエネルギーが費やされるの図なのかもしれない。。
戦前の日本と似ている。
他者の情報より、自分の想いが優先される。
フト、アベ信奉者の発言を思い出す。
脳内資源だけで世界を形作る。
効率化、働き方改革が生んだ今の姿を、ワークスペースが映し出しているのかもしれない。
自席を離れ、ソファーに身を預ける高見澤響子の姿にフト考えてしまった。
余談
成長期の日本のワークスペースの片鱗をこのドラマは映し出していた。昭和の頃は、大きなソファーがドーンと占めていた。(小さな工場の事務室もそうだった。)
ソファーの意味ってなんだったんだろうね。
フロイトも安楽いすを使っていたよね。
今は、作業用机椅子様になったところも多いけど。
・・・・・。
追記
ソファーって、『座敷』なのかも。
来客があったとき、招く場。
それが、洋式の空間にはソファーとなり、いつしか作業場となった。
来客を招くと言うより、生産のための場へと。
言葉を換えれば、『座布団』を止めたのかも。
コンビニなんだよナー。
お客は無言で歩き回り、レジでピッ。
会話は無い方が、お互いに楽となる。