車が高くなったと思いませんか。

十年前、今回廃車にしたミラを探していたころ、トヨタのヴィッツは本体価格100万を切っていたと思うのだが(勿論最低グレードで)、ヴィッツから代わったヤリスは本体価格139万5千円からと言う。
十年で4割ほど上がっている。

安全装置や装備が今流になって、高ついているとは思うのだが、Good Speed(グッドスピード)さん動画で「最近の車の値段」について、Q&Aの形で一つの答えを述べられていた。「なるほどなぁ~。」と思った。

今の新車価格は高い?安い?、他、色々な質問をまとめて回答。(Good Speedさん)
(23分11秒辺りから、ミニバンは何故高くなったの?と言う質問に答えて)

要は、車は今、世界中に向けての商品。だから、装備・安全対策も世界に合わせる。
世界は、賃金が少しづつ上がってきており、車の値段も彼らの購買力に合わせている。

ところが、日本では逆に賃金が下がっているため、相対的に高く感じられてくるのだと言う。Good Speedさん的に言うと普通じゃないから、日本では高くなったとのこと。

賃金が上がらなくなったのは、20年前からと言う。
2001年が小泉内閣だから、あの辺りだね。

このグラフだと1997年が分かれ道のよう。
規制改革の旗が振られ始めた頃だ。

「官から民」へと規制改革が叫ばれる中、置いてけぼりを食って、取り残されたんだね。

今、通勤時は半分は軽四。軽四会社だけが国民の方を見ていてくれたからの結果なんだよね。

でも、正直、軽四も高い。
だから、売るのじゃなく、リースで「月いくら」の看板ばかりになった。もう買えないの、みこされてる。

日本だけが独り上昇しないのは聞いていたし、知っていたけど、車の価格からはじめて実感した。
日本は普通じゃないんだと。
取り残されて、いつの間にか周回遅れなんだと。