MSNより
江戸情緒をいまに残す「宿場町」7選
「大内宿」や「妻籠宿」など、江戸時代に宿場として栄えた姿をいまなお残すおすすめの宿場町をご紹介。まるでタイムスリップをしたかのような宿場町観光へ。
宿場町とは?
徒歩や馬での移動が主だった江戸時代に整備された、中山道や東海道などの街道沿いの宿駅を中心に発達した町のこと。
福島県南会津郡下郷町
大内宿(おおうちじゅく)
会津若松から日光へと続く「会津西街道」の宿場として栄えた大内宿。街道の両側には茅葺屋根の建物が並び当時の面影を残します。現在はお土産物屋や名物の「ねぎそば」がいただける蕎麦屋が多く並び、たくさんの観光客で賑わいます。
「大内宿雪まつり」2018年2月10日(土)~11日(日)で開催
長野県木曽郡南木曽町
妻籠宿(つまごじゅく)
江戸の日本橋と京都の三条大橋を山間部の経路で結んだ「中山道」は木曽路とも呼ばれ、参勤交代や大名や皇族のお輿入れにも盛んに利用されました。 その42番目の宿場である妻籠宿は、全国で初めて古い町並みを保存した宿場町で、江戸時代の風情漂う街並みが残ります。
岐阜県中津川市
馬籠宿(まごめじゅく)
中山道43番目の宿場、馬籠宿は石畳が敷き詰められた急勾配の坂道沿いに位置する宿場町。「木曾路はすべて山の中である」と書いた文豪・島崎藤村の生誕の地でもあり、藤村ゆかりの見どころも多くあります。
長野県塩尻市奈良井
奈良井宿(ならいじゅく)
中山道34番目の宿場町。奈良井川に沿って約1kmに渡り江戸時代の面影を色濃く残す街並みが続きます。毎年節分の日に開催される「アイスキャンドル祭り」では各家で作られた手作りのアイスキャンドルが宿場通りの両側に灯されます。
長野県東御市本海野
海野宿(うんのじゅく)
中山道と北陸道を結ぶ「北国街道」の宿場町。江戸時代の旅籠屋作りや茅葺き屋根の建物、明治以降の堅牢な蚕造りの建物が見事に調和した街並みが残ります。日本の道百選にも選定されています。
三重県亀山市
関宿(せきじゅく)
東海道五十三次の47番目の宿場町として栄え、東海道の宿場町の中では唯一当時の町並みを色濃く残すといわれる関宿。江戸時代には参勤交代や伊勢参りの人々などで賑わいました。
福井県三方上中郡若狭町
熊川宿(くまがわじゅく)
若狭から京都を結ぶ重要な宿場として栄えた熊川宿。若狭湾で採れたサバなどの海産物を京都に運ぶ際に使用されたことから「鯖街道」と呼ばれるようになりました。