空港までの道のりは順調で
40分ほどで到着
支払い時には3ドルオフのクーポンが使えるはず
ドライバーにそのクーポンを見せた後
信じがたい言葉を耳にする
「使えませーん」
な、なぬ?!
予約番号がないから使えないと
ドライバーが言う
おっほほほほ
何をおっしゃいます
わたくしちゃんと
予約番号が載った確認メールを
プリントアウトしてきたのだから
印籠のごとくドライバーに突き付ける
耳が落ちそうになるとも知らずに・・・
再び
「使えませーん」攻撃
くー、なにを~!
予約センターから毎朝ドライバーにその日の
予約番号が携帯メールに届くらしいのだけど
今日は届いてないから使えない
って・・・
「もう一度、予約センターに確認してもらえるかしら?」
そして次のドライバーの一言で
完全に耳がもげた
「いやよ。あなたが電話してよ」
ひでぶー
なんじゃ、こりゃあ??
我に帰る
アホらしぃ
たかが3ドルのために電話して
あーでもない、こーでもないやったら
電話代の方が高くつくわ
それに何より
スマートじゃない
ここは引き下がって
何事もなかったように
降りていくのが大人の女ってものよ・・・
「わかったわ、もう結構よ。クーポンは使わないわ。
お支払をお願い」
カードを切る
運賃、高速料金が書かれたレシートに
チップと合計金額を書きくわえ
手渡した
これでいいのよ
大人の女として
ちゃんとチップも15%上げたし
雑に置かれたスーツケースを
自分で立て直し
チャックインカウンターへ向かう
何か腑に落ちないものを感じながら
もしかしたらレシートも
間違ってるかもしれない
気になり再び確認する
目が落ちた
チップはちゃんと記入したのに
合計金額に
チップなしの値段を記入していた!
私じゃない
私そんな意地悪じゃない
だって
私
大人の女だも~ん!
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