夕食は富士そば。
いきなり庶民派。っていうか
庶民ですから。

アネーゴ富士そばだーい好き♪
好きな男性とはバーより
向かい合ってそばを食べたい。
そっちのほうがセクシーでないかい?

富士そばは演歌がかかってるから好き。

(社長の意向らしい)
ほとんど誰の歌か分からない。

なんか難問クイズみたい。

だから待ってる間飽きさせない。

富士そばのお箸は富士山みたいで好き
取りにく~と思いつつも
オブジェを楽しむ。
なぜ?どうして?
と思っているうちに出来上がる





なんか日本の集大成。
大日本人な感じがする。
それが富士そば。





それを感じたくて行く節もある。
そしたらやはり同じことを考えてか
ガイドブックに紹介されてるのか
外国人観光客の姿が。

アネーゴがお茶とお水を
セルフで取ってたら、その観光客達はヒソヒソ
「日本人ってさ、始めから冷たいのと熱いの
ああやって一緒にとるよな~。ストレ~ンジ!」

ええやんけ!
2回行くのがめんどうなだけやないの。
あんたらが食事の時、ガブ飲みする
コーラの方が信じられんわ~

と思いつつなめこそばで頭を冷やすアネーゴ
その背に先ほどの観光客達が
「ストレ~ンジ!」を連呼しながら
店を出て行く。

まぁ、旅なんて
「ストレ~ンジ」探しの数だけ
感動はあるのだから、どうぞ日本をお楽しみくださいませだ。

そして富士そばで自分が出るときに
大切にしてるポイント。
それは返却カウンター。

ここに返す時、アネーゴは囁くように
中のオヤジさんに
「ごっちそうさまです。美味しかったです」
と言うようにしてる。というより、したい。

願わくば、中にいるのは寡黙なオヤジで
アネーゴの一言に見向きもせず、
ぽつりと
「ありがとうございましたー」
と言ってほしい。

カウンター越しのシンパシーを楽しみたいのだ。

それにいやじゃない?
なんかやけに親しげなフレンドリーなそば屋のオヤジって。
なんか麺までデレデレしてそうで。

ここは大事にしたい一線なのだ。
きっとまた観光客の人にとったらこれはこれで
「ストレ~ンジ!」
なんだろうけど・・。