数年前まで写真が苦手だった

 

理由は…自分の笑顔がキライだから

 

 

 

集合写真を見るたび

ほかの人の笑顔と自分の笑顔を比較して

 

どうしてきれいに笑えないんだろう…

くしゃっとした自分の笑顔が大キライだった

 

 

 

ある時、コーチングの学びでペアを組んだ人が

思いっきり笑わせてくる人で

何気なく、自分の笑顔がキライだという話をした

 

ほんの少し間が空いたあとで

「その笑顔を見たくて思いっきり笑わせてるんだけどな」と

 

 

びっくりだった

 

大キライだと思っていた自分の笑顔を

見たいと思ってくれる人がいるのだということに

ただびっくりした

 

 

今でもやっぱりきれいな笑顔はつくれない

 

でも

くしゃっとした自分の笑顔が

すこしだけ好きになった

 

 

たった一言で

その人にとってはきっと何気ない言葉で

わたしは自分の笑顔を受けいれることができるようになった

 

 

わたしにとって、それは大きなことだった

 

 

 

 

言われることで傷ついたこともある

なにも言われないことで傷ついたこともある

 

 

言われることで救われることがある

なにも言わないでいてくれることで救われることがある

 

 

 

わたしの言葉で傷つけることがあるかもしれない

言わないことで傷つけることがあるかもしれない

 

でも

わたしの言葉で救われることがあるかもしれない

言わずにいることで救われることがあるかもしれない

 

 

 

わたしが自分の笑顔をすこしだけ好きになれたように

誰かが自分自身を少しだけ好きになってくれたらいいな

そう思うようになった

 

今のわたしにつながる源だと思ってる…