父がこの世を去って2週間が経った

 

わたしは今、一番父を身近に感じている

愛されていたのだという想いに満ちている

 

 

 

 

かなしい気持ちはある

間違いなく、わたしの中にある

 

でも

すっきりした気持ちや

ホッとした気持ちもある

 

 

父の思い出を話すとき

思いっきり笑うこともある

 

 

 

知り合いから

「つらいと思うけど…」と言われるたびに

違和感を覚えた

 

つらいと感じていないわたしは

人としてダメなのか

そう言われているような気がして

圧を感じた

 

 

 

でも、それは

わたしがつくり出したものだと気づいた

 

父の死を前に

わたしがどんな気持ちを持ってもいい

つらいと感じなくてもいい

 

つらいと感じるはずと

誰よりもわたしが思っていたのだ、きっと

 

 

 

ひとつのできごとに

ひとつの感情しかないわけじゃない

 

同じときに

ひとつの感情しかないわけじゃない

 

 

わたしの中にいくつも感情があって

それがわたしなのだと思う

 

 

 

大嫌いだった父

大嫌いだと思いたかったわたし

 

過去のわたしを守るため

父を大嫌いだと思うことにしたわたし

 

 

いま、

目の前にいないからこそ

父をとても近くに感じる

 

 

 

 

 

父からたくさんのギフトを受け取った

 

このギフトを胸に

 

わたしは毎日生きていく…