今日も心の垂れ流し。



旦那と話してたら残念過ぎて腹が立つ。

腹が立つのはまだ諦めていないからなんだろうけど、今回は怒りを最小限に話せた。


前に旦那から相談された事、その場で話すと怒りが抑えられないのがわかってたから、旦那の「返事はすぐじゃなくて良いから」の言葉に甘えて、曖昧な返事をしてた。

そうしたら、共通の友達に「嫁に相談しても良い顔されなかった」って言ったらしい。

その友達から電話が掛かってきて、説得されそうになった。


「良い顔されなかった」?

まるで嫁が反対してるかのような言い草だけれど、一個も何も反対なんかしていない。

また、思い込み。

話してもないことを『こうなんじゃないか』で進めるのやめてもらいたい。


共通の友人は悪い人じゃない。

むしろ良い人。

これまでも子供のことなんか相談したりして、親身になって色々と教えてもらったり。

それは歯に衣着せぬ物言いに、安心して相談できる相手で、物事も良くわかってる人、考え方は近いけれど、話すと違う視点を気付かせてくれるような人。

信頼出来る人ではある。

けど、その反面。

ガッツリと懐に入られて、心を丸裸にされてしまう。

今回の説得の電話でも、詰められて詰められて泣きそうになった。

だけど何を聞かれても、旦那が不倫したことは言いたくない。

嫁もじゅうぶんわかってる落ち度をきっと詰められる。

嫁はまだそれを受け止められるほど回復はしてない。

これまでの嫁なら、指摘されたことを受け止めて反省するし、反論もする時はする。

だけどまだ。

この事は過去には出来てないから、指摘されても受け止められない。

たぶん死にたくなる。

たぶんそれは、その人には想像も出来ない事だと思う。

電話で


嫁「もう泣きそうになるから勘弁して」


そう言うのが精一杯。


友「おう!泣け泣けw」


なんて言おうか考えてたら、その雰囲気を感じたのか、話を終わらせたけれど。

とにかく旦那に怒りが湧いた。


旦那はほとんど普段通りの嫁がもう『治った』と思ってるんだろう。

『治った』

言い方変えるなら『前のように戻った』。

戻れるはずも治るはずもない事をした自覚がないんだな、きっと。

その事はよくよく話したつもりだけれど、旦那には理解が出来てないんだろうな。

人はそうあって欲しいことを信じるって言うし。

『とは言っても、前の様な嫁に戻る』と思ってるのかな。

だから旦那は再構築を決めたのかもしれない。


それに。

また「こう思ってるに違いない」で話をされることにも本当に腹が立つ。

私達に足りていなかったのは『話し合い』だって何度も話してるのに。

今回だって、旦那の「嫁の顔が曇ったから反対の意見なんだろう」って思い込み。

嫁の顔が曇ったのは、別の理由があるのよ。

なのに「反対してるみたい」って話を友人にしてる。

あ、これ。

このまま旦那に言うと「反対してるとは言ってない。良い顔されなかったって言っただけ」とか言われるの!!

うっせーわ!同じだろ!って思いません?

だから話す時はそこら辺も気をつけなきゃいけないし、そのまま思ったこと話しても、その事自体は良いと思ってても、ただただ腹が立って来る。

だから、一回飲み込んで、どうやったら怒りを最小限にして話せるかを考えなきゃいけない。

それをしようとするようになった嫁が成長出来たことだから、良いことでもあるけど。

それこそ、前ならすぐに怒鳴り散らしてたわ。



まあ、でも。

今回はとりあえず。

結論から話した。


嫁「怒りそうだから結論から言うね。旦那がやることだから、嫁や家族に迷惑が掛からなければやれば良いと思ってる」


旦那「そうは言ってもあなたにも関わることだからよく考えて」


嫁「だからね、3年前の私なら『苦楽を共にする覚悟はあるからあなたの好きにすればいいよ』って即答出来たのよ。だけど今はそれを心の底から言えない状況なのがとても馬鹿らしくて悔しい」


そこから話し始めて。

やっぱり不倫の話になって。


旦那「やっぱりやめる」


って、言い出して、更に腹が立つ。

けど、怒りに任せて話しても仕方がないから、出来る限り落ち着くように深呼吸を何度もしてから、旦那に話す。


嫁「なんで?不倫の話をしたくないから?だって不倫の話はもうなんにでも関わってくるでしょ?」


旦那「どっちでもいいんでしょ?だったら俺がこれはやっぱりやめるって決めるからいいじゃない」


あーあーあー、もう!

腹が立つ。


嫁「あなたがよく考えてこれをやめると決めるのは構わない。たけど今それを言い出すのは不倫の話をやめたいからだよね?」


旦那「そういう訳じゃない!」


嫁「だったらなぜそれをやめるのか説明してよ!」


旦那「これから先、あなたが嫌な思いや後悔するならやめようと思ったから……」


嫁「だからそれは始めに言ったはず!私にも関わることだけど、それでもやるのはあなただからあなたが決めれば良いって!やってもやらなくても嫌な思いはするし!どっちも後悔はする!」


で、黙る旦那。

でしょうね。

だってこれから先、不倫の話で責められる事がないようにしたいから言ってるだけだもんね。


嫁「私はね、あなたがする事をとやかく言って止めるようなことはしたくないの。基本的に私や家族に迷惑の掛からないことならやりたい事はやって欲しいの。今までだってこれからだってそれは変わってない。だけどもう前のようにそれを素直に言えなくなってることが苦しいの。だからその気持ちを受け止めて欲しいだけなの!そうやって話がずれるから、先に結論から話してるの!」


ちょっと考え込んで向かいに座ってた旦那がおもむろに立ち上がる。


旦那「ちょっと立って」


え?!何?何?

仕方がなく立ち上がる。


旦那「ごめんなさい。20年後を見据えて考えてます。そこにあなたが居ることは大前提です。なのであなたは途中で嫌になるかもしれないけど、まだよろしくお願いします」


ギュッと抱きしめられた。


なんかちょっとズレてる。

ズレてるけど、100点満点ではないけど、まあまあ及第点てところか。


嫁「わかった!」


たぶん嫁の言いたいことの半分くらいしかわかってないだろうなぁとは思うけど。

0よりマシかーと諦める。

だけど満点じゃないから、嫁の返事も満点にはしない。



なんかそこから、旦那が饒舌で。

夜中まで色々と話をした。

旦那の親の事、仕事の事、趣味の事、友達の事。

旦那の饒舌っぷりに、なんだ、やっぱりやりたかったんじゃんと思ったり。


ベッドに入ってから


嫁「私はあなたがやりたい事はやって欲しいと思ってるけど、もう本当にそれで良いのかすら悩むようになったよ。だってそうしてたらこうなったから。わかってる?」


と、釘を刺す。

返事はない。

聞いてるんだか聞いてないんだか。

言葉に詰まると黙るのもやめて欲しいよ。


そんな、まだまだ満点にはなれない話。