結婚準備の相談ができる唯一のブライダルエステサロン
あねごこと飯塚美由紀です。
※ この記事には亡骸の写真などがありますのでご注意ください
もなかが息を引き取った13時間後くらいの
お昼の13時前にはぷーさんが帰宅して
3~40分くらいは2人で最期の時間を過ごしました。
床暖の上に置いておいたり、抱っこをしていたのに
なぜか目はまだ潤っていて、やっぱり開いた状態でした。
暖かい場所に置いていたのに、輝きこそなくなっているけど
瞳は乾燥も窪みもありませんでした。
死んだのに、ずっと見ていたいのか、
ずっと私たちのことが気になっているのか
なんか春日局のようだよね、とちょっと私は泣き笑いをしてしまいました。
徳川3代将軍家光公の乳母でありながら、めっちゃ力のあった春日局。
春日局が居たからこそ、家光は3代将軍になれたとも言われているのですが
死んでも徳川幕府の安寧が気になって仕方がない！と
死んでもなお、世の中を見渡せるようにと
墓石の4方向に穴が開いているんです。
バスガイドさん時代に、わざわざこれを見にひとりでフラッと行きました。
うちではペットの掃除には極力合成洗剤は使わないようにしていて
ウォッカに少量のアロマを入れて、お水で希釈したスプレーで掃除をしています。
とは言え、うさぎにもインコにもアロマは刺激物なので、
人間に推奨されている25%の濃度で作成しています。
（0，25~0，5％のアロマの濃度にしています）
このアロマの掃除用スプレーを
もなかの亡骸を包むバスタオルの４隅にかけて
一滴サイプレスを垂らしてから包んであげることにしました。
戸塚の焼き場では、綿のタオルだけはOKだそうで、
ナイロン地などはNGとのことだったようです。
お家に埋めるのなら餌なども沢山一緒に植えるのでしょうが
大好きなお野菜やリンゴの皮や最後まで食べようとしていたバジルなどを
少しだけ入れました。
カリカリは入れようか悩んだのですが無しにしました。
ぷーさんにも最期抱っこをしてもらって
香りが付いたタオルに横にしたら、本当に寝ているようでした。
サイプレスは日本では糸杉として知られていますが
ギリシャでは死者の魂を天上に運ぶのを手伝う香りとして
墓地に植えられています。
うちでは飼っているペットがなくなった時は
サイプレスや
サイプレスとラベンダーをちょっと垂らすことが多いんです。
自宅から約40分は、火葬場に向かうまでは無言で、
亡骸の入った段ボールを力つよく抱えていて
私は油断したら泣いてしまっていました。
以前のうさぎさんの時は、私はまだサロンを開く前だったので
やはり亡くなった翌日に焼きに行く！とぷーさんが言ったので
私は仕事で行くことが出来ず、出勤前のバタバタした中でのお別れで
火葬場の場所もよくわかっていませんでした。
40分くらいの時間がかかったはずなのに
アッというまに到着してしまった気がします。
火葬は個別と合同で選べるのですが
私達夫婦は子供はいませんし、
私達どちらかが死ぬまでもなかの遺骨を持っておくのも微妙なので
この先、誰もお墓参りをしてくれなくなることも考えて、
合同での火葬と埋葬をお願いすることにしました。
手続きをして、引き渡しの直前に
係の方が、最後のお別れをしてあげてくださいね、と待ってくださいました。
お焼香をして抱っこをしてあげたのですが
ここで私もぷーさんももなかにお礼を言いながら泣いてしまいました。
係の方が指示票を確認して
『あの、、、本当に合同葬でよいんでしょうか、、、？』
と聞いてこられました。
夫婦そろってこんなに泣いているので、そりゃ聞かれますよね。
帰りの車の中は、ぽつぽつ話をしながら帰りました。
ぷーさんは気を利かせて外食する？と言ってくれましたが
おうちでゆっくりしたかったので
足りない最低限の食材だけ買い足して帰ることにしました。
自宅の近くまで帰ってきた際に仕事関係の電話が鳴って
帰宅して折り返し話をすることになりました。
帰宅して、私が40分くらい仕事の電話をしてリビングに戻ってきたら
まさかのもなかのゲージが解体されていました。
ここでもちょっとパニックでした。
もなかが死んで、18時間くらいしか経ってないのに、、、、。
ここ一年位は毎日、ちょっとした時すぐに
ゲージのもなかを確認する癖は付いていました。
うっ滞を何度も繰り返していたのもあったので
元気に生きているか、無意識にゲージを確認しちゃうんですよね。
それは私だけじゃなく、ぷーさんも一緒だったようで
亡くなってからも何度も
何なら火葬場から帰ってきてもゲージを覗いちゃったらしく
ゲージがあったらそこにいる気がしてしまうので、
ゲージは早めに片付けたかったらしいんです。
わからないわけじゃないけど、
多分まだもなかは天国に上ってないし、
死んだ認識すらないかもなので、
数日はこのままおいておいてほしかったのに、、、
もなかの存在自体がなくなっていた感じで号泣でした。
せめてもう少しは置いといてほしかったです。
もなかの魂が居る場所がなくなっちゃうよ、、、。
亡骸は腐敗するけど、ゲージはすぐには腐敗しないじゃん！
と訴えたのですが、ぷーさんの解体の手は止まらず
もなかの小屋や最後に使っていたトイレなどは
そのままマンションのごみ置き場に。
今となってはぷーさんの行動は
寂しさからの行動だと理解はできるのですが
私の感覚とぷーさんの感覚が違うので
亡くなってすぐの状態だったので感覚の違いや
想いがあるからこその行動の緒買いが
頭ではわかってもどうも心が付いて行かなかったんです。
もなかが死んで、18時間くらいには
もなかのみならず、ゲージも片付いてしまいました。
現実を直視したくなくて、ベランダに出たのですが
ちょうど月が出ていました。
その時、月が細いことに気が付きました。
殆ど新月だったんです。
助産師さんや看護師さんのお客様とお話をしたことがありますし
看護師の姉からも話を聞いたことがあるのですが
なぜか満月は出産が多く、
（満月はウミガメとか、自然界でも良く話を聞きますもんね。）
新月は亡くなる方が多いそうです。
こじつけや迷信かもしれないけど、もなかの死も
月の引力も関係していたのかもしれません。
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