お魚紹介☆ブラックゴースト

ブラックゴースト

アマゾン域に生息する古代魚の一種。
≪古代魚≫とは遥か昔からその形質が変わらず、化石として残る魚類に近い姿形をしている魚たちの総称です。
尾びれの2本の横断、それと鼻先から背ビレにかけて黄色い線が入っている以外はすべて真っ黒で、
長い尻びれをゆらゆらと波打つように動かして泳ぐ姿はまさに幽霊≪＝ghost≫そのものです。
目は退化していてほとんど見えないようで、尾びれの付け根から弱い電流を流して障害物を避けたりエサを探したりします。
夜行性なので、昼間など照明を点けているときに隠れられるよう隠れ家を作ってあげるといいのですが、水槽に慣れてくると明るくても出てきて泳ぎ回るようで、

うちの子は来て2日目なのにもう普通に泳ぎ回っています。（図太い！）

ブラックゴーストを飼うときの注意点は

①同じように電気を発する魚と一緒にしない。（ケンカする）

②プレコなどの底棲魚と一緒にしない。（横になって休息するので舐め殺される可能性がある。）

③思いのほか口が大きいので、口に入ってしまうような小型魚との混泳は避ける。

④夜間に忙しなく泳ぐため、神経質な魚はストレスが溜まって体調を崩す恐れがある。

こんなところでしょうか。
理想は単独飼育、しかも50cmほどまで成長する大型魚なので水槽は90cm以上が望ましいです。
うちは小型水槽で単独飼育してますけどねｗ
だってまだ小さいし…（￢д￢；）

≪ブラックゴースト≫
●体長：最大50cm
●水温：23～28℃
●水質：弱酸性～中性
●餌：生餌（アカムシなど）、慣れれば人工飼料も可
●水槽サイズ：90cm～

alphaより・・
勘違いされてしまうといけないので念のために注釈を入れておきます。
ブラックゴーストは、厳密にはアロワナの様な古代魚ではなく、どちらかというと新生種に相当します。
にも関わらず、その姿からあらゆる場所で古代魚として紹介され、熱帯魚カタログにまでそう書かれている始末です。
その影響で勘違いされる方も多く憂慮すべき事態となっていますが、学術的にも古代魚には分類されておりませんので皆さんご注意下さいね。
仮にも一生懸命生きている訳ですし、滅多に有っては困りますが病気になった時など、古代魚と信じて間違った治療をしようものなら可哀想ですからね。