ご挨拶 | My Favorite

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りりぃ、今までありがとう

alphaです。

先日あかねの実家に行った際、あかねのお母さんに結婚について色々と気持ちを聞かれました。
思えばalphaももう三十路(--;;
今まで自分の身の振り方について全く考えて居なかった訳では無いのですが、実の所、結婚とまでは真剣に考えた事が殆どありませんでした。

母としての娘への思いやalphaに対する気持ちを話して頂いた上で、うちの娘は差し上げますから貰ってやって下さい・・・と一言。

そうか・・・改めて思えばあかねも年頃なんだよなぁ・・・。
そんな事は当然理解していたものの、突然の彼女の母親の言葉にドキッとさせられて、その日から普段以上に自分達の今後を意識するようになりました。

それから何日か真剣に考えて、悩んで、最初はalphaの親に、あかねの両親や自分たちの気持ちを伝えました。
正直な話、alphaの親は最初からすぐ賛成とは言ってくれませんでした。
元々厳しい人柄である上に、あかねとは既に一緒に生活しているものの、数えるほどしか会った事も無ければ気心が知れるほどの交流は無かったからです。
でも何度か話す内に次第に気持ちが伝わって、最終的には「二人が幸せになってくれればそれでいい」と結婚に賛成してくれることになりました。

そしてそれからまた何日かが過ぎた今日、自分達が出した結論を伝えるため、あかねのご両親の元に再び行ってまいりました。
alphaはあかねの両親を目の前にして言葉に詰まりながら気持ちを伝えました。

「あかねさんを僕に下さい」

でも、本音を言えばalphaはこのセリフはちょっと嫌いでした。
なぜなら人をモノ扱いしているような気がしますから。
ですから、気持ちは決まっていたものの、なんと言おうか最後まで言葉を選んでいました。

そもそも結婚という事は、相手の人生全てが自分に委ねられるという意味です。
それを、なんと申し込んだら良いんでしょうか。

悩み続けても結局結論がまとまらず、土壇場になりご両親の目を見た時、やっとその立場に立って考える事が出来ました。
自分が娘を嫁に出す父親の立場なら、結婚を許すより認めてあげたい。
ならば、どういう男なら許すのではなく認めてあげられるのか。
すなわち、結婚を許して欲しいとお願いに来る男よりも、全ての責任を理解している男に娘を委ねたいのでは・・と思いました。
そして咄嗟に出た言葉が↑アレです。
今になってみれば、なんともありきたりなセリフだったと思いますが、気持ちが伝わった事は理解できました。

終始笑顔で、式の日取りもだいたいまとまって、無事帰って来る事ができました♪


色々考えすぎて言葉がまとまらずに、

「おっ、お父さんを僕に下さい!!」

って言ってしまわなくてよかった・・・(;´-д-)=3