
摂食障害の娘と飲んだ珈琲。
娘はいつも、ブラックコーヒー。
昼間は、なるべく過食を押さえるために二人で出かけることにしている。
この日も、私の提案で娘が家から外へ出れるようにお誘いをした。
可愛く身支度を整えて待ち合わせ。
一人暮らしをしていた時期もある娘、現在は親元に戻ってきているので、こういう時間がある。
自分の過食嘔吐を家族に見せたくない。
家のトイレを占領したくない。
家族に迷惑をかけたくない。
みんなの食事まで気になることが辛い。
そういう理由もあり大学生になることを選びの一人暮らしだったのだろう。
とても、まわりに気を遣っている。
私達家族は、そんな娘の高校三年間を見守ってきた。
辛い日々も沢山ある。
警察呼ばれるよーというくらいのレベルの大喧嘩も数々。
思春期も重なり、あの頃を思うと今も胸が苦しくなる。
一人で乗り越えた夜も沢山あるだろう。
どんどんなくなるバイトやお年玉で貯めた貯金も先日0に近くなったと聞いたしね。
計画性があり、真面目すぎる娘が、自分を止められないほどの摂食障害って、本当にどんな病気よりも怖いし辛いんじゃないかと思う。
私は、乳癌や貧血、婦人科系の病気は数々してるけれど、それは手術や治療でなんとか医者が治せる気がするけれど、精神、メンタルは難しいなと思う。
時間もかかるだろうが、希望を失わないように過ごしていきたい。
珈琲Timeは、私と娘の希望の時間。