蒼空 -115ページ目

そぅ
今をいきょう

いつものように
落ち込んだ声で
電話してきた

愚痴や寂しかった事 哀しい事実
淡々と話し始める


そうとう
気分が落ちてる証拠

ゆっくり
聞く

ゆっくり
あせらず言葉を
返す

ときに
諭しながら
ときに
同意しながら
たまに
怒りながら

だんだん落ち着いてきてくれる

いつも
話は鏡のよう

話のなかに
自分をみる

そんな今日は
私も思いを口にする
そして
互いに
明日を生きる力を
手繰り寄せる


いきること
それが
あるのみ

ゆく

また
ベーシストの方が
逝かれたのですね

若い方達が
先に逝かれるのは
ただただ
哀しい


ただ
祈るだけ

合掌

音楽は
音を楽しむ

この頃
戮の唄声ばかり
聴いていたから


久しぶりに
聞いた
歌澄の歌声

かすんでゆく
景色

自分で
びっくり

まだまだ
いえてはいない
んだね

忘れられない
忘れてはいけない

だからかな

蘇る景色
霞んでにじんでゆく 彩り



なにもできない

あのときと同じ

ただ
祈るだけ
あのときもいまも