役に立つかわからないチラシ配りのコツ | F5の地平

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小宇宙を追求するブログ

はたらく皆様。

お仕事お疲れ様でございます。


思い起こせば、約一年半ぐらい前、うちの会社でなぜかチラシなどの手配りがブームとなってしまい、会社の一番偉い人が『本社勤務の全員でチラシ配りをやれ!』という指令を飛ばしたため、毎月一回は通常勤務前に、最寄の巨大駅前でチラシやら配る仕事をしておりました。


営業所勤務時代にも、大型セール前などで配ったりもしておりましたが、ここまで継続して配り続けたのは初めてでしたので、チラシ配りは素人ながらも、だんだんと効率よく配るコツを掴んでまいりました。

そこで、チラシ配りなどをやるお仲間の人が、ちょっとは楽にできるようになるといいなぁと思い、コツをまとめさせてもらいます。


ちなみに、駅の規模など配る場所、チラシの内容や、ティッシュなど配るものの種類によって、受け取ってくれる率や層も変わってくると思いますので、参考程度にしていただければと思います。


私が主に配っていたのは、地方都市の乗り換えがある主要駅、配ったのは営業所のセール告知のチラシ(D3サイズの折りたたんだカラーチラシ)です。


…あんまり書くと職業がバレますので、詳しくは書きませんが、商品は一般~ややマニア向けの品物が掲載されております

いつも思いますが、住宅展示場のチラシとか、受け取ってくれるターゲットがめちゃくちゃ狭いから、配るのはきっと大変でしょう。(お疲れ様です)


というわけで実践編です。



1.場所取り

これの違いで配れる枚数はかなり変わってきます。

ポイントは、やはり「いかに人が多く通る道に陣取れるか」です。

当然ですが、駅で言ったら裏通りよりも表通り、また、裏通りでも、その先に官公庁など人が一杯通る道があればそちらの方が有利であります。

しかし、大きな駅の場合、チラシ配りを迷惑行為として駅周辺を警備員が巡回しているところもありますので、迷惑にならないぐらい駅から離れ、かつ、人通りの多い場所を探すしかありません。


そういう時に役立つのが、「駅からの人の流れを把握する」ことです。

例えば、「駅の近くにバスターミナルがあって、そこに向かう人が多い」「大きな交差点がある」など、人が一直線に向かう流れで、いかに大きな流れの傍に寄るかが大事です。

これが、特に何も無いところだと、駅を出てみんな三々五々の方角に散ってしまうので、配る方も大変です。


なので、図にするとこんな感じが理想です。



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配りやすさの順で①~④を振ってみました。


①は、多くの人が向かう方向の曲がり角

②は多くの人が向かう曲がった先

③は2番目に多くの人が向かう先の曲がり角

④は2番目の曲がった先


です。

②と③は環境によっては順位が入れ替わることもあると思います。


①がなぜ良いかと言うと、人が多いのはもちろんなんですが、曲がり角に向けて、どうしても短い距離で行こうとして、人の流れがこっちに寄ってくるんですよね。そうなると、配る方としてはかなり渡しやすくなります。


②は、人通りが多い分配りやすいですが、①と比べるとみんな自由に移動するのでやや渡し辛くなります。


③はやや人は減るが曲がり角ということで。あと、①より渡し辛いのは、これは移動する人から見ると、右手で受け取る形になるんですよね。

私の単なる思い込みかもしれませんが、チラシを配っていると、左手で受け取る人が多いような気がします。右利きの人が多いせいか、左手にカバンを持って、右手に何も持っていなくても、「右手はメインで空けておこう」という無意識でもあるのか、カバンを持っていても左で受け取る事が多い気がするんですよねー…。


実際想像してみて欲しいんですが。

自分が道を歩いていて、左右全く同じ場所にチラシを配っている人がいたら、どっちから受け取る方が受け取りやすいですか?

……(想像中)……。

私は普段ほとんど左にカバンを持っていますが、凄く「左!」と思います。なんででしょうね?

そういうわけで、個人的に右で受け取らないといけないこの場所は配りにくいのでは?となんとなく思っています。


そして④は、人通りも少なめだし、渡すタイミングも掴みにくいしでいいことはあまり無いです。


ま、この番号のある場所以外でも、例えば①③よりもっと下側とか配布ポイントはあると思いますが、あんまり人がぎゅうぎゅうの場所で配るのも迷惑ですし、自分でよさげなポイントを探すのもチラシ配りの醍醐味です。


2.ライバルを利用せよ!

場所の有利不利が見えてくると、気になるのがライバルたちです。

配る場所がその辺で最も大きな駅や繁華街だった場合、配っているのは自分のところだけではなく、別のグループがいることもあるでしょう。

そして、場合によっては1で書いた有利な場所を占拠されていたりすることも…。

そうなると、もちろん配りにくくもなりますが、これをチャンスに変えることもできます。


何でかというと、私の経験上「一度何か物を受け取った人は、物を受け取るハードルが下がっている」からです。


つまりは、別のグループが何か配っていて、それを受け取った人にさらにこちらの配布物を渡すと、受け取ってもらいやすいのです。

ですから、言っちゃ悪いですがコバンザメのような気持ちで、よく配れている別グループの後塵にぴったりつけて、ドサクサに紛れてこっちのも受け取ってもらうというやり方ですね。

と、なると、色々配っているグループの中から、受け取ってもらっている率が高いグループはどれかを見極める必要があります。


やはりよく受け取られているのは物関係。すなわち、ティッシュやサンプル品などのグループと、飲食店の割引券なお得なチケット系です。

こういう物を受け取った人は、その次に何かチラシなどを渡されても、わりと広い心になっているのか、それともこれにもお得情報があるのかと期待するのか、受け取ってくれる率がグンと上がります。


逆に、受け取ってもらえていないのは、美容院の宣伝チラシや住宅展示場の案内、あと政治や宗教のビラなどです。こういうグループの近くにいても、一緒に避けられてしまうようになりますので、はっきり言ってできるだけ距離をとったほうが良いです。


また、配っているものが平凡なチラシでも、明らかにプロの配布集団(声が大きい、動きがキビキビしているなど配布を専門にやってそうな集団)の場合、配るのが上手いせいかこちらも恩恵にあやかれますので、なるべく近くに陣取るといいです。

そして、こういう集団はえてして経験から良い配布場所を知っていますので、近くにいると有利です。


こういう周囲のグループの傾向なども見極めつつ、いかに自分のところを配れるかが勝負です。


3・チームプレー

普通、こういう配布は何人かでやると思いますが、みんなバラバラでやるよりも、打ち合わせてチーム全体の効率アップを図った方が良いです。


例えば、いくら有利な場所でも同じポイントに二人も三人も陣取らずに、少し間を置いて配る、というのも良いと思います。


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図で説明しますと、


①で「あ、何か配っている」と認識してもらい、

②と③をメインで受け取ってもらい、④で仕上げに渡すと。


配布するような人通りの多い時間は、皆出勤前や帰宅時間などで急いで移動することで頭が一杯ですから、目の前で何か配っていたとしても、なかなかすぐには反応できません。

①で「あ、何か配ってる。欲しい。」と思っても、人の波もありますし、受け取れないまま移動してしまうこともあるでしょう。

そして、そこに受け取りやすい位置で②と③の出番です!

これで受け取れなかった人のために、念押しの④で渡せる、そういう配置です。

別に受け取る気はなかったけど、②、③で他の人が受け取っているのを見て、欲しくなった人が④で受け取るという心理も働くと思います。


これだと、どうしても①や④は渡せる枚数が少し少なめになってしまいますので、一人のノルマが決まっている個人プレーの場合などはやり辛いかもしれませんが、そこは②③位置の人が配りやすいので少し多めに配ってもらうなどの調整をしてもいいかもしれません。


一人で配る場合は…うん、頑張ってください。


4.配る相手

駅は老若男女色々な人が通りますが、実際に配ってみた手ごたえをまとめました。

(※あくまでうちのチラシですので、内容によって反応は違うと思います。参考までに。)


<見た目の年齢はイメージです>

・10代~20代(学生):男女とも× 元々受け取る人が少ないうえに、こちらのターゲット外。家に持ち帰って家族で見てもらうという可能性も無くは無いけど、朝の学生に配るのは捨てられる可能性が高いのでチラシがもったいない。

・20~30代:男△ 女○  女性は若い人より30台前後のOLさん風が反応高し。どの世代もだが、基本女性の方が反応が高い。

・40代~50代:男△~○ 女○~◎ いわゆる「オバチャン」風の人は、やはり安売りとかに反応しやすいのか受け取ってもらう率高し。男性は、新聞とか小脇に抱えた人がよく受け取る。通勤時間が長くて読むものが欲しい人が多いのか?

・60代~:男女ともに△~○ 内容に興味があるというよりも「とりあえずもらっとこう」という人が多い気がする。


ターゲットにしたい対象によると思いますが、とにかく配りたいなら女性、特に中年以降の女性がよく受け取ってくれます。


5.渡し方

自分が配られる側に立つとわかりますが、チラシ一つ受け取るにしても、結構めんどくさいんですよね。

だから、「極力受け取る側の手間を省く」ことが大事です。

ですから、手を伸ばして取ってもらうのは論外。「ちらっと見て」「手の先にチラシがあったら」受け取るぐらいの労力じゃないと、なかなか受け取ろうとは思いません。

なので、チラシは手の先に向かって配るのが鉄則!この差出しが足りないと、受け取る方も手を伸ばして掴もうとはなかなかしませんので、配れる効率が悪くなります。


また、人間「自分を指名して何かされる」と無視は難しいもの。

例えば、たくさん人がいる街中で誰かー!と叫ばれても、ちょっとそっちを見た後に、多分そのまま無視して立ち去ると思います。

しかし、これがそこの赤いマフラー巻いた黒い服の男の人ー!と、明らかに自分を指名して叫ばれて、無視はなかなか出来ないと思います。

なので、渡す時はその人の顔を見て!体も極力向けて!『私はあなたに渡そうとしています!』感を出すのがポイントです。

そうすれば、差し出された方も、むげに断りにくく感じ、受け取ってくれる確立が上がります。


たまに、やる気無く(効率よく?)顔も向けず、声も上げずに機械の様にすばやく通行人にティッシュなどを差し出している配布人がいますが、あれは効率悪いんじゃ無いだろうかとひそかに思っています。

何より感じ悪いしなぁ。


6.立ち居振る舞い

当たり前ですが、ボソボソ声を出すのではなく、明るく元気に!背中を曲げてやる気無さそうにではなく、しゃきしゃきと姿勢良く!

たまに見かけるプロの配布集団は、つまらなさそうなチラシでも元気に配ってさっさと片付けてますし、配布内容だけではなく、配る人のイメージも大事だと思います。

そりゃねぇ、人生に不満そうな顔をしたしけた人より、元気ではつらつとした人から受け取った方が良いですもの。

一回、オロナミンCの販促で、見た目も華やかなコンパニオンのお姉さん達が笑顔でサンプルを配っていた時は、サンプルがもらえたということもありますが、朝からまぶしい笑顔でちょっと心が弾みました。


7.最後に

…はっきり言って、チラシ配りって迷惑に思っている人も一杯いると思います。

仕事の一環なのでやむを得ずやっておりますが、私も実はもらうのは嫌な人で、駅前などに一杯いる配布人を見ると避けて通るタイプなのです。

だって急いでいる時に、無理やりチラシを押し付けられて捨てるのに困ったり、進行方向に陣取っていて、通行の邪魔だったり、不要だと捨てていった人のゴミが散乱したりと、悪いところもいっぱいあります。


しかし、実際自分がやる側に立ってみて、なかなか受け取ってもらえずに夜遅くまで配布したり、真夏の酷暑や冬のクッソ寒い中かじかむ手で配ったりする苦労をし、配布する人の大変さを学んだり、直接自分の所のチラシを配ることで、どういう人がうちのチラシに興味を持つかをまさに間近で見ることができたことで、この仕事にも意味があり、学ぶべきことは色々あるなぁと感じたしだいです。


配布専門の仕事として配っている人、アルバイトで配っている人、またお店や会社の宣伝などで配っている人、色々な立場の人がいると思いますが、少しでもこのコツが役立てば幸いです。