川口葉子さん著書の『京都カフェ散歩』という大好きな文庫本の
中で紹介されていたカフェで、他の雑誌やメディアで見たことが
なくずっと気になっていたお店があり、3月初旬にやっと訪問する
ことができました。
(今、何月やねん? とか言うのはナシの方向で・・・)
五条通りから大黒町通りを北上し、柿町通りを越えて普通に
歩いていたら見過ごしてしまいそうな細い路地が左手にあります。
この「あじき路地」を挟んで長屋が並んでいて、その長屋の中の
数軒で革職人やデザイナーさんが物作りをされながら住んで
おられます。
今やオーダーしても2年待ちで、現在オーダーストップになっている
有名な革工房Rimさん のおとなりで照明デザイン、制作をされて
いて土日のみカフェの営業をされています。
お店のホームページは無いので住所を書いておきます。
照明器具と喫茶室 月あかり
京都市東山区大黒町通松原下ル2丁目284番地
あじき路地北2号
TEL / FAX : 075-204-8700
OPEN : 11:30~19:00
土・日曜日のみ営業
一応扉は開いているけれどすごく静かで人の気配が感じられない。
玄関の奥の引き戸をゆっくり開けて「ごめんくださ~い」と
声をかけてみると、奥から店主様の村上さんが出てきて下さいました。
玄関で靴を脱いで上に上がると板の間になっていて、6畳ぐらいの
お部屋の奥に大きなテーブルが1つとその周りにたくさんの座布団
が並べられていました。
生け花や村上さんの作品の照明が展示されていて、柔らかい光
が温かみのある和みの空間を演出。
ホワイトチョコのチーズケーキとアールグレイを頂きました。
ケーキは一応週替わりのようですが、こちらのチーズケーキが
お客様にかなり好評らしく、リピートのお客さまからも
「あのケーキないの?」と尋ねられることも多いそうで、
このケーキが半ば定番化しているようです。
ホワイトチョコベースのチーズケーキって珍しいですねぇ。
ホワイトチョコ特有の甘ったるさは意外に控えめで、うまい具合に
ホワイトチョコの風味が際立って、まろやかな口溶け感が絶妙で
むっちゃ美味しいです。
こりゃリクエストが多いのも納得だわ。
この日は雨で夕方以降ボク以外のお客様はいらっしゃらず、
貸切状態で村上さんにおしゃべりの相手をして頂いたのですが、
お話が楽しくてついつい1時間半ほど長居してしまいました。
オーナーの村上さんはお若いのに物作りをされているだけあって
落ち着いた雰囲気のある明るく気さくで素敵な女性です。
あ、そうそう。 こちらのお手洗いは和式なのですが、ちょっと
狭めでむっちゃ静かなので音がかなりヤバイですwww
ちなみにボクは悩んだ挙句座って用を足しました。
元々は立ち用の男性便器もあったそうなのですが、改装の際に
必要ないと思って取り除いてしまって、後からあーそうか・・・って
気付いたそうですwww
一応土日のみの営業ということになっていますが、たま~に
展示会への出展や本業の用事でお店を閉めることもあるそう
なので、もし行かれる方は営業されているか事前に電話確認
した方がいいかも・・・
今回は1人カフェだったので、次回はハニーも連れて行きたいと
思います。