ご冥福をお祈りします。

 

ムツゴロウさんといえば、彼のエッセイを乱読していたので

その中で

「大江健三郎がすごい、名前を覚えておかなくてもいい。

 彼はきっと世に出るから」的な事を書いていて

どれどれと大江健三郎の本に手を出して

大やけどした高校時代。(中学だったっけ?どっちにしろ活字中毒でした)

 

アナログフィルムの時代に動物を撮ることの

難しさと楽しさを延々と語られていて

知らない世界にワクワクしていたものでした。

 

確か高校生の頃に司書の先生に進められて

REX読んで、(くどいようだけど活字を読んでいるだけで嬉しい活字中毒でした)

理系作家になりたいと夢を抱いたのでした。

 

その後、文壇論で、ワープロで書いた作品は

ペンと違って脳内推敲がないから表面だけツラツラと書いた文章になる的な

けちょんけちょんな文を読んでちょっとむかついてみたり。

 

しかし、その書き込みすぎかと思われるくらいの文章があるから

何度読むのにも耐えられる作品になってるのでは?

などど思うのです。

 

遺伝子の〜とか、実験の〜とかで読むのもありだし、

クズいマスコミ含む人間ドラマとして見るのもよし。

 

REXって3巻もある密な本だけど、

仕事で必要だからと旦那が元妻をアメリカから呼び寄せて

さらに同じ屋根の下でXXされて、それでも子供を作ろうかと生きる女性の

気持ち知りたくない?って布教したくなりますね。