本来のリーダーの話し方
2月27日に安倍総理大臣が国民に向けて新型コロナウィルス対策に関する会見を開きました。
内容は賛否両論ありましたが、今回は彼の話し方について語ります。
結論から言いますと、下手でしたねぇ(笑)
目立ったのは彼の前に斜めに傾き設置されていた半透明のボードです。
これをテレプロンプターと言いまして、最近安倍氏がよく使います。
ご存じでしょうが、ここにはセリフが下から投影されていまして、それを読み上げると下を向く必要がなく、あたかもその延長上にいる人に向かって話しかけている風に見えます。
まぁ、カンペです。
よく見たら、演台の上には紙媒体ではなく、タブレットの原稿も置いてあります。
ICT化を進めているつもりなのでしょう。
まぁ、紙の原稿と何ら変わりません。
テレプロンプターに関しても単なるカンペですが、この使い方には大いなる間違いがありました。
今回は国民に訴える会見だったはずですが、記者会見という形を選んでいます。
そして質問も出来レースでした。
つまり記者会見でなくてもよかったのです。
原稿を読んでないふりをして思いっきりテレプロンプターを使う。
道具自体は悪くないのですが、これは国民に伝える際には使えません。
形だけを海外の真似をして、彼と彼の周りの人たちが伝える本質を理解していないことを
意味しています。
こっちに向けて語りかけていないのですね。
プレゼンテーションでスクリーンに映し出された大量の文字を読み上げる日本式プレゼンテーションと同じです。
だから自分の言葉で話すのではなく「読んでいる」印象だけが残ります。
官僚が焦って書いたことがよく分かります。
コミュニケーションの本質を考えないからこんなことになります。
官邸はこのテレプロンプターしか持っていないようですが、本来は国民に向けたメッセージであれば、カメラを見続けながら話す必要があります。
これだけで印象は大きく変わります。
国民に向けてメッセージを発する際にはカメラを見続けないといけません。
その時には別のテレプロンプターが必要です。
カメラのレンズの前に映し出されるタイプです。
読んでてもカンペだとバレません。
滅多に見ることはできませんが、昔の映画「ディープインパクト」にはその場面がちらっと出てきます。
20年以上前の映画に既に使われているものであり、海外ではそれ以前からずっと使われ
ている手法です。
日本ではNHKが使っています。
でも今でも日本政府はこの意味と必要性を理解していないのです。
一事が万事「形だけ」なんですね。
その結果、安倍さんはコテンパンに批判されています。
コミュニケーションの意味
日本ではコミュニケーションと言えば「人間関係保持のための楽しい会話」程度にしか考えていない人が多く、人に言葉で伝えるという理解に欠けています。
それは日本の「関係性重視」の文化がそうさせているのです。
自分のメッセージを伝える意識が低すぎるものですから、くだらないことばかり考えます。
それが、空気を読む、忖度、生意気、角が立つ、立場、などです。
その結果、議論が下手になり、感情が唯一の武器となります。
そんなもの全部取っ払って学ぶのがCSAの講座です。
だってコミュニケーションを機能的な視点で学ぶから。
対立した時にでさえ、これまで相手に不要な配慮をしてきた結果泣き寝入りしていた人たちが、論理的に自分を守ることができます。
対立してなくても、相手が分かりやすく話す方法を学ぶことができます。
どんな話題であっても論理的に話せるようになります。
だから話を広げる方法を学べます。
俗に言う雑談力です。
話の組み立て方を学べます。
言葉の広げ方を学べます。
上手い表現を学べます。
全てコミュニケーション学の理論に則って
います。
だから確実に変わります。
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次の体験会が近づいてきました。
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3月7日(土)12:30-14:30です。
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