東邦ガス、熱音響エンジンの冷熱エネルギー駆動に成功

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熱音響エンジンとは熱を音に変え、音による振動で発電するというもの。

電気を音に変えるスピーカーの逆の原理と言えるものだ。蓄熱器の両端に温度差があれば音が発生する。今まで高温域での研究は行われているが、今回はマイナス162度Cと常温の水という低温域での温度差を利用して発電に成功した。ガス会社は液化天然ガスを用いるなかで多数の冷熱を扱うが、大半は大気に放出していた。これを有効利用して発電することを想定している。現状では出力が10ワット程度と小さな電球が点る程度だが今後開発を進め、より大きな発電容量へと進めば大きな未利用エネルギーとして活用が期待できる。