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攻めのLNG調達が東京ガスの転機に(東洋経済オンライン)
かつてアメリカ駐在から帰国した村木副会長は神奈川で営業を担当するが、成績は振る
わなかった。しかし原料を調達する部門に異動すると、一転して攻めに出る。ダーウィン、
サハリンなどのLNGプロジェクトを次々に成功させた。ガス田の開発から調達まで、天然
ガスのバリューチェーンが完成した。その道のりはどんなものだったのか、村木さんに話
をきいた。
三宅:さて、村木さんは副会長になってからも、マレーシアやアメリカに行ったり、モ
スクワで国際会議に参加したり、今や日本のエネルギー業界の顔になっています。今後、
やりたいことはありますか?
村木:今、内閣府が立ち上げた「戦略的イノベーション創造プログラム」のエネルギー
キャリア分野で、プログラムディレクターを務めています。クリーンで経済的なエネルギ
ーとしての水素の製造、輸送、貯蔵、利用、社会への導入まで、国の研究開発をみる立場
です。思ったより大変ですが、非常にやりがいのある仕事だと思っています。まさに国の
ためになるので、これは最後の御奉公のひとつとしては面白いと感じています。今まであ
まり接点のなかった大学の研究者、プラントの開発者の話を聞いたり、議論したり。刺激
的ですよ。久しぶりに一生懸命、勉強しています。
三宅:われわれも、水素はだいぶ前から面白いと思って注目していました。いろいろな
プレーヤーがいるけど、なかなか中核の方がいらっしゃらなくて困っていたので、村木さ
んの登場に水素業界は沸いていきそうです。
村木:日本もいい研究をしているのだけど、大学の先生の世界と企業の世界がうまく結
び付いていないのです。そうすると、いいものを一生懸命開発しても出口につながらない。
これをきちんとつなげるのが僕の大きな仕事です。
(続く)