下記のような表層だけの記事がでていましたが、

全方位で開発を続ける総合力、決して手を抜かない着実さ、

こうしたことが見通せない不確実性の壁を突き破るイノベー

ションの原動力ではないかと思います。自分で自分はだませ

ません。

PHVが持つ現実解としての凄味と、次世代電池やFCV

へのプラットフォームとなるいわば「開発のゆりかご」効果

は絶大だと思います。あまり死角は見えません。


トヨタなぜHV戦略にこだわるのか EVと距離を置く理由とは?
(産経新聞)
 トヨタ自動車が平成27年末までに新型ハイブリッド車(HV)

21車種を発売する。HV重視の戦略を鮮明にしたわけだが、一方

で電気自動車(EV)は年内に発売するものの、当初計画は大幅に

トーンダウン。なぜ、トヨタはEVに及び腰なのか。EVが普及す
れば、取引先約2万6千社から成る巨大な“トヨタピラミッド”に

亀裂が生じるとの危機感が見え隠れする。
 ただ、不思議なことに今年1~6月の世界販売台数では2年ぶりに

頂点に返り咲いたトヨタは、EVに対してやや距離を置く。トヨタ

関係者は「HVもEVも燃料電池車(FCV)も全方位にやってい

ます」と説明するが、HV、プラグインハイブリッド車(PHV)
に比べ、EVの事業化に対するスピードは決して早いとはいえない。

9月24日の環境対応車戦略発表会で、今年12月に小型車「iQ」

をベースとしたEV「eQ」(国内販売価格は360万円)を発売

すると発表。しかし、グローバルの販売台数はわずか100台と

少ない。
 長年積み上げてきた歴史もあり、HVへのこだわりは並大抵で

はないが、実はそれだけではない。前出の関係者は「EVが主流に

なれば、自動車メーカーの存在基盤すら揺らぐ恐れもある」という。

約3万点の部品で構成され、複雑な構造のガソリンエンジン車に対
し、EVは電池とモーターという2つの部品がクルマの性能を決定

付ける。「EVは電池とモーターがあれば動く。安全性は大前提だ

が、部品点数も少なく、異業種も参入しやすい」とある大学教授は

解説する。
 トヨタには、一次サプライヤーと呼ばれる主要な部品供給先

400社をはじめ二次、三次サプライヤーなど計2万6千社前後の

取引先が存在する。ガソリンエンジン車を構成する部品点数の多さ

と、内燃機関の複雑さによって「この巨大なピラミッド構造が成り

立っている」と前出の大学教授は明かす。言い換えれば、部品点数

が少なく、「プラモデルのように比較的容易に組み立てられる」

(関係者)EVが普及すれば、トヨタピラミッドに亀裂が入る恐れ

もあるというわけだ。
 しかも、EVの心臓部である電池は自動車メーカーではなく、

パナソニックなど電機各社が技術を保有しているケースが多い。

これはピラミッドが崩れるだけでなく、状況次第では将来的に自動

車開発の主導権を電機メーカーに握られてしまう可能性があること

を意味している。これに対し、HVは「エンジン」と「モーター」

という2つの動力源を搭載しているため、エコカーでありながら

“ブラックボックス”の内燃機関が存在。つまり、構造はきわめて

複雑で、「トヨタピラミッドをこれまで通り維持することができ
る」(関係者)。 
 実際、トヨタはHVの新モデルを大量投入するだけでなく、米フ

ォード・モーター、独BMWとHV技術で協業関係を構築。HVを

エコカーのデファクトスタンダード(事実上の業界標準)とするた

めの動きを活発化させている。トヨタを頂点とするピラミッド構造
こそグループの強さの源泉。それだけにEV技術は保有しつつも、

当面はHV一本やりのエコカー戦略が続くはずだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120929-00000569-san-bus_all