最近、ハーバードビジネススクールのボールドウィン教授(元副学長)
のモジュール化が知財権と価値獲得に及ぼす影響についての論文を
遅ればせながら読んでみました。
読み応え十分の素晴らしい論文です。
モジュール化・オープン化経済の中で、知財権の保全とモジュール化の
関係を正面から述べています。
第三者の模倣や知財権侵害に対抗するためにどうモジュール化を使うの
か、共同開発をする際にどこを留意するのか、特に、国際共同開発の際
に強い特許・弱い特許の国と組むにはどうするのか、エッセンシャル・
モジュールの知財権ををどうやって守るのかといったことが、クアルコ
ムやTIやアップルやシスコシステムズの事例とともに語られています。
GPLのことや顧客参加型開発にも言及があります。
今後のIP政策を考える上でも示唆に富んだ論文だと思います。
The Impact of Modularity on Intellectual Property and Value Appropriation http://hbswk.hbs.edu/item/6894.html