日米「桜交流」100周年で市民の会発足、立役者シドモアの墓参も/横浜
(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110328-00000008-kana-l14 )

 日米の「桜交流」100周年を来年に控え、米国からの桜の「里帰りを喜ぶ市民の会」が27日、横浜市内で設立された。99年前のこの日は、米国の首都・ワシントンのポトマック河畔に日本の桜が植樹された記念日。その桜から接ぎ木で増やした子孫数百本が近く、横浜や富山などゆかりの地に帰郷する。

 同会の正式名称は、桜交流立役者の一人で、横浜外国人墓地に眠る米国人の紀行作家エリザ・R・シドモアにちなむ「シドモア桜100周年・里帰りを喜ぶ市民の会」。設立総会には、横浜市内の商店街や街づくり団体などから約90人が参加し、会長に主婦大内えりかさん=同市神奈川区=を選んだ。

 同会では、日本さくらの会を通じて4月中にもポトマック河畔の桜の子孫を横浜、横須賀、厚木などに植樹することを計画。来春には、今年2月の地震で日本人留学生らが犠牲になったニュージーランドに約1千本の別の桜を贈り、新たな花の名所を創造することも検討している。

 参加者は、設立総会に先立ちシドモアの墓に墓参。一足早く1991年に米国から帰郷した「シドモア桜」がつぼみを膨らませた墓地で手を合わせ、市民の会の活動の成功を誓い合った。シドモア桜は接ぎ木で増やされ、元町商店街の谷戸橋脇にも植えられている。今年、帰郷する桜は、シドモア桜のきょうだいとなる。

 ポトマック河畔の桜 日米の友好・親善の証として、1912年に3千本が植樹された。当時の東京市が贈ったことになっているが、資金を提供したのは富山県出身で米国在住の化学者・高峰譲吉だった。シドモアは桜の美しさに感動し、親しかった米国大統領夫人に植樹を進言。2人の陰の力がなければ、植樹は実現しなかったといわれる。日本郵船や横浜植木など、横浜ゆかりの企業も協力した。


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