次世代自動車展http://www.car-ele.jp/

での一コマです。


○ボッシュ取締役デナー氏

・世界の流れは、①CO2排出量削減、②ネットワーク化された世界、③更なる安全性(ネット情報提供やモニター制御)の三つ。

・①では、欧州規制は2010年130g/km、20年96g、25年70gと厳しくなる。これが、大きな課題。対応策として、空力抵抗改善、軽量化、エンジンの最適化・電気化、熱以外をインテリジェントに管理するなど。排出量低減の可能性としては、起動停止で4%、高効率ダイオードで1%、オルタネータ(active rectifier)で2%、ナビで15%。エンジン停止走行で10%、回生で11%。起動停止は、2012年には60%で採用されるだろう。高効率ダイオードは、既存品とも交換可能。コンポ-ネント軽量化。例えば、磁石改善で25%軽量化できた(510g→395g)。ダイレクトドライブ型ワイパーでは36%削減。バイオ燃料や電気自動車など、ここ何年かで色々出てきたが、内燃機関が当面は支配的。改善の余地もある。モデル試算では、39%も削減可能。問題は、サプライヤーとしても色々なアプローチを継続的に行わなければならないこと。技術のみならず開発コストも課題。マイルドHVは5-15kWで▲15%可能。ストロングHV20-60kW、PHV40-80kWでは▲80%可能、EV40-150kW。

・1973年にボッシュがHVを創った。32kW。今は、2種類のモーターを作っている。電池はサムソンと組んでいる。IMGモーターとSMGモータ(モジュール型設計)の2つで、モーターのポートフォリオを組んでいる。今のところ、全てのタイプをカバーできる。インバータも提供している。マルチチップパワーパッケージ。パワースイッチとしてはパワー半導体のIGBTも活用。

・サプライヤーにとって大事なのは市場規模。2020年にEVが3%、HVが6%で、採算的には厳しい。今は、色々な戦略的パートナーシップを組んでいる。初期には、必要な見返りとしての生産量が約束されていない。次に、成長を始めると、競争を経て、サプライヤーの集約化が起こる。最後の段階では、コスト競争力が重要になる。標準化でスケールメリットが可能な場合のみ勝ち抜ける。したがって、標準化が重要。メーカーとも連携して、できるだけ早期に標準化を進めるべき。

・ネットワーク。情報通信の世界では、急速に5000万台を超える。ネット4年、携帯11年など、、、。自動車も乗り遅れてはいけない。車のプラットフォーム上で実現していくことが求められる。従来、車はクローズだった。しかし、オープンアーキテクチャになっていく。今のナビは、地形、道路、交通状況などだが、次世代自動車のナビは、走行支援や運転者支援までする。低燃費走行や、早いルートやエコルートなどの経路の提案や、カーブの予測・警告(燃費10%削減もできる)、充電状況との連動なども含まれれる。ITSも重要になる。C2XC(car networked to infrastructure and other cars)

・過度に複雑なディスプレイは、運転者を混乱させる。そこで、ヒューマン・マシン・インターフェースHMIの設計が重要となる。

・メーカーとサプライヤーの附加価値の分離が必要。ネット統合が進む。スマートなHMIも大切。