凄い人出です。
今日開幕で、金曜までです。
日産の篠原常務の基調講演概要です。
力強いですね。
・2050年の450ppmに対応するには、新車の二酸化炭素排出量を90%削減することが必要。それには、電気自動車(EV)又は燃料電池自動車(FCV)しかない。電気化は避けられない。
・リーフを昨年発売した。航続距離は(日本のモードで)200km。モーターは、80kW。電池24kWh。
・EVの特徴は、静粛性、空間性、networked…であり、従来の車とは違う車。これまで、100年間に4回ブームがあった。リチウム電池で変化している。20kWhで床下搭載可能。日産は、現在はマンガン系を使っている。インバータ、モーターも10年で進化した。サイズも、それぞれ6割減、4割減。制御も進化している。ハイレスポンス、振動抑制など。エンジンレスのため、慣性が小さく、制御性・コーナリングも良い。車載ソフト、マイコンも飛躍的に増大(100倍)。情報系も24時間双方向通信と進化している。バッテリーマネジメントや充電インフラ探索などもできる。10年前には考えられなかったこと。今や、電動部品コストが7割。まさに動く家電。エネルギー消費はガソリン車の1/3。パワトレの熱損失70%が10%に下げられる。
・充電に関しては、普通充電8h、200V。急速充電30分、400V。日本のスタンドは、2010年12月時点で、普通が2200カ所、急速が300カ所。欧州では、2011年2万カ所、15年34万カ所。米は、2011年.6月まで10950カ所。急速310カ所。
・スマート・コミュニティ。実は、車の90%は動かずに止まっている。蓄電機能を期待できる。ダイナミック・パーク&ライドで、電車乗換との統合もできる。カーシェアも当たり前になる。エネルギー・スマートに加え、モビリティ・スマートも出てくる。机上の話ではなく、横浜で実証する。県、市が熱心。GEとも米で連携する。世界では、パートナーシップとして80プロジェクトが動いている。今、年産6万台。ようやく、スタートが切れた。本格量産は2012年。これから10年で、大きな変革が始まる。注目して欲しい。

