先日ご紹介した件ですが、こういうコンセプトが実証
され始めたのは凄いことです。
ただし、安定性や効率や蓄積では現時点で量子ドット
の方に軍配が上がるとは思いますが、コスト面でブレ
ークする可能性は秘めていますね。
窒素ドープ量は十分ですが、他方で局所的な現象を使
い、かつ、結晶格子中の窒素の位置付けがランダムな
ので中間バンドの「切れ味」や「持続時間」に問題が
残ります。
本当は、こういうところに産業界からも参加してもら
いたいものですが、日本企業は奥手ですね。見切って
いるのか、アホなのか?
Walukiewicz先生にご挨拶した際に、中間バンドとい
う二重のバンドギャップを意識しつつ、「お話を伺っ
ていて、私は英語とサイエンスの『二重ギャップ』に
直面しましたが、大変興味深い重要研究ですね」と、
怪しげなえいごで申し上げましたら、笑っておられま
した。
人格的にも素晴らしい先生です。
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東大先端研に設置された国際研究拠点SOLAR QUESTが、
(http://solarquest.rcast.u-tokyo.ac.jp/ja/
)
今月、海外のトップ研究者を客員教授等として2名受け
入れます。
第一陣として、ローレンスバークレー研の大家である
Walukiewicz博士が着任され、今週末にセミナーを開
催されます。
「量子ドットを使わずに中間バンド型太陽電池を実現す
るアプローチで、国内ではついて行けるグループは
なく、Lawrence Berkeley研の独り勝ち」とのこと。
Berkeley研のソーラーエネルギー研究プロジェクト
「Helios」では、人工光合成も視野に入れた研究が進
められています。
http://www.lbl.gov/msd/helios_site/index_helios.html
http://www.lbl.gov/msd/helios_site/assets/Helios4_13_06.pdf
ちょと古いですが、Berkeley研の太陽電池研究のレポ
ートです。
http://www.nedo.go.jp/kankobutsu/report/934/934-01.pdf
(NEDO海外レポート NO.934, 2004. 6. 30)