本日開催された2009東京国際自動車会議の

蓄電池セッションの速報です。豪華メンバーで

したね。


http://business.nikkeibp.co.jp/nbs/auto2009/program.html

司会 ハイブリッド車は、昨年は新車の3%だったが、今年は10%超になっている。

太田EnerDdel COO 当社は、元々はEner1(2009年1月NASDAQ上場)とデルファイが半々出資だったが、今ではEner1が100%保有。従業員550人。LIB製造のほか燃料電池用高温膜や電池材料を扱っている。LIBには1億ドル投資している。電池はインディアナポリスで製造し、パッケージ化している。現在6000パックだが、1.2万台分にしていきたい。

幾つかトピックを紹介したい。118.5mの開発補助(1/2)をDOEから得た。オバマは電池政策に力を入れており、400mをインディアナに、800mをデトロイトに入れている。8月5日には自ら発表している。

韓国のエナテックを買収した。元々磁気テープメーカーで電極製造技術を持つ。当社としては、米、アジアに製造拠点を置き、欧州にも展開したい。

    Th!nkの株式の30%を取得した。この会社は、フォードが150億円を投下したところで、97~03年まで株主だった。

 日産とアルゴンヌ国立研究所と電解液の共同研究をしている。

    PHVベンチャーのフィスカーとは1.5万台/年の供給契約を結んだ。

    九電とは、急速充電装置をTh!nk向けに共同開発し、09年3月に完成している。

  EV市場は、さまざまな見方(2020年に日産見通し10%、VW見通し1.5%、PSA見通し5%)があるが、現状の0.3%から伸びるのは間違いない。

  当社はセル製造から一貫サポートをしている。落下テストもしている。FCVでレンジエクステンダーの試作車も出している。

本間(三洋副社長) 2020年には、総自動車出荷台数1億台に対して、電気駆動系は11.5%の11,617千台で、内訳はEV8%、PHV24%、HEV64%との見通し。

太田 規制とインフラが重要。仮に1%の市場でも、25Ahとして、現状の18650型電池生産量の4倍に匹敵する。

依田(GSユアサ社長) HEVは0.5~1kW、EVは15~30kW。10億GWのLIB生産量に対して、20kW換算で50万台分。電池生産も3~4倍になっていく。

本間 家庭の25%削減には、自動車の電気化と太陽光搭載率50%が必須。欧州はディーゼルHVと小型EV。米はPHVが主流だがEVは?日欧中が中心となる。

太田 米はフリート走行するタクシーなどでEV化が進む。

依田 規制が重要。

本間 全方位で付き合うのは、技術陣にトリガーを与えたいから。コストダウンは、量産が効く。本気で自動車メーカーがやるなら、コストダウンには標準化が必須。

依田 自動車用LIBは未だ無い市場。開発要素もあり、カスタムメイドが必須。自動車のコンセプト、特性で電池も異なる。ホンダとはHEV用を、三菱自とはEV用で提携しているが、性能が違う。

太田 ポートフォリオを組みたい。ベンチャーを使うのは、2020年に1%程度だと、大手がどこまで動くか不透明なため。ベンチャーとしては、先ずモノを出してみないと始まらない。当社はパワートレインとLIBのセット販売も目指している。

依田 開発目標は10年先というのでは先すぎる。3~5年で考える。米欧中と比べ、日本では国が資金を出してくれない。日本では各社が既に電池を販売して競争しているので、集まってやれと言われても難しい。傾斜生産方式が要る。護送船団方式ではどうか。10年先のテーマならまだしも、2~3年先のことにコンソーシアム形式は似合わない。広く薄い支援よりも、狭く厚くが望ましい。

本間 10年前に日本の二次電池は世界シェア90%だった。今は40%。韓国が伸びている。技術・資金で国家が絶大な支援をしている。それも、(例えばの話だが、)正極はサムスン、負極はLG、電解質は国研というように分担している。国家戦略の中で技術支援を進めている。他方で、私は電池だけでは駄目だと思う。今は電池のみに負荷がかかっている。そうではなく、自動車の軽量化など全てに取り組む中で、電池の役割も決まってくるべきだろう。10年タームというよりは、5年が目処か。数が出ればコストは下がる。高エネルギー密度については、金属酸化物やオリビン酸とカーボンという現行の組合せから、もっと究めていく必要がある。個々の企業でやるとお金がかかりすぎる。

太田 オバマは製造支援であるのが特徴。雇用確保とエネルギー自立の観点から国内生産を奨励している。これはICTとは異なる点。

依田 当社ではオリビン酸は実用化手前まできている。LIBは正負極・電解液の組合せで3.6~3.7Vを出す。色々工夫している。

本間 ライバルは、全社。SDI、LG、BYDなど個別企業名は挙げたくない。1000万台の電動自動車時代には、巨大な市場になるので、もっと参入があってもよい。韓国勢は最強なので注目している。パナソニックとの研究開発統合の話は、TOB前なのでコメントできない。

太田 韓国、中国ということへの警戒感はある。電池もエネルギーという観点からは、アジア依存ではなく、地産地消に向かうのではないか。当社は来年までキャパがいっぱいの受注残がある。LGやサムスンは既に米国進出しているが、日本勢がどうするのか注視している。

本間 自動車用大型電池の先にはスマートグリッドがある。国家戦略としてのエネルギー事業の領域で、ネットワークの重要性が高まるだろう。