国際見本市と経済活性化、イノベーション促進とは

深い関係にあります。

http://web.reedexpo.co.jp/reed_hp/release/pdf/090224_newsrelease.pdf?em=GA09022402
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内閣府 で 「国際見本市 勉強会」
~ 石積が講演、「見本市は 経済の基本インフラ」 と 強調 ~

リード エグジビション ジャパン(株)社長の石積は、1月19日(月)、内閣官房 地域活
性化統合事務局主催の「国際見本市 勉強会」に講師として招かれ、講演を行いまし
た(於 内閣府 会議室)。当日は中島事務局長をはじめ幹部約10名が聴講。石積は、
世界中の都市が重要な経済政策として、見本市の発展に力を入れている現状と理由
を説明し、それに対する日本の大幅な遅れを指摘、「見本市は、港や空港と同じく、経
済の基本インフラだ。本来、その存在の是非を議論するものではなく、経済発展のた
めには、当然のごとく整備されなくてはならないもの。今すぐ大規模な見本市会場を
造ることから始めなければならない」と強く訴えました。

人口52万の小都市に、世界最大の見本市会場!

内閣官房 地域活性化統合事務局は、「都市再生本部」、「構造改革特別区域推進本
部」、「地域再生本部」、「中心市街地活性化本部」という、地域再生や都市発展に関
する4つの政策本部を統合した組織です。地域と都市の活性化により、日本全体を豊
かにするための様々な国家政策を一元的に推進しています。経産省や国交省等で行
った石積の講演内容が、行政関係者の間に口伝えで拡がり、見本市が都市の活性
化にどれほどの効果があるのかを検討するため、今回の勉強会開催に至りました。

講演の冒頭、石積は「今まで経産省、国交省等で合計12回の講演を重ねてきた。そ
の度に、見本市の重要性を行政の皆様に出来るだけ分かりやすくお伝えしたいと考
え続けてきたが、今、ひとつの結論に達している。それは、『見本市は経済の基本イ
ンフラである』ということだ。」と述べました。

石積はその意味を「都市の発展のためには、外から人、モノ、金の出入り口となる港
や空港を設けることは当然のことであり、どこの都市でもその整備と円滑な運営に力
を入れている。欧米諸国では、今さら見本市の重要性が議論されることはなく、ある
程度の規模の都市であれば、大規模な見本市会場を備え、見本市の発展に力を入
れている。」と解説しました。

石積は世界中の都市が見本市に力を入れている理由を、象徴的な実例を挙げて説明。
「見本市は開催都市に、巨大な経済効果をもたらす。しかも、見本市の経済効果は毎
年一定の時期に確実に生み出され、しかも何十年と長期的に続いていくという特長が
ある。世界最大の見本市会場は、ドイツのハノーバーにあり、50万平米の大きさを誇っ
ている。この広さは東京ビッグサイトの6倍、東京ドームの約40倍の広さだ。ここでは、
出展企業が6,000社も集まる世界最大の見本市「セビット」をはじめ、超巨大見本市が
毎年、十数本も開かれている。

これがハノーバーにもたらしている効果は絶大だ。例えば、これだけ大規模な見本市
の来場者を収容するホテルは、当然ながら足りなくなる。そこで地元自治体の斡旋で、
周辺住民が民宿となり、世界中の参加者を受け入れているのだ。しかもその宿泊代
は、膨大な需要を前に、1泊5万円以上に上る場合もあり、地元住民を大いに潤わせ
ていることは言うまでもない。

それを可能にしている理由は、ただひとつ。それだけの出展企業と来場者を収容でき
る大規模な会場があるからだ。ハノーバーはわずか人口50万人の小都市。にも関わ
らず、世界最大の見本市会場を持ち、それを核として街づくりを行い、都市の発展を享
受している事実を重視しなければならない。」と紹介しました。

世界の見本市会場の面積ランキング
(
http://web.reedexpo.co.jp/reed_hp/release/pdf/090224_newsrelease.pdf)
を見ると、上位のほとんどは欧米の都市が占めています。しかも、そのほとんどの都市
は、決して大きな人口を抱える大都市ばかりではありません。日本最大の東京ビッグサ
イトの会場面積は8万平米ですが、世界で70番目の位置に止まっています。東京の人口
は1,300万人とも言われており、経済規模を考えても、この順位は不自然とも言えます。

石積はさらに、「最近めきめきと頭角を現しているのが中国だ。ご存知の通り、中国は
自由経済に移行し、目覚しい経済発展を遂げている。広州、上海、深釧などに、ビッグ
サイトをはるかに上回る大規模な会場がある上、さらに新設、増設の計画が目白押し
だ。見本市により世界中の人、製品、情報を引き寄せ、それにより地元経済のさらな
る発展を目指しているからだ。

こうした事実を前に、私は非常な焦燥感を抱いている。港や空港は、アジア周辺諸国
にその主導的な位置を奪われつつあるとも言われている。見本市も、同じ「経済の基
本インフラ」だと申し上げたが、港や空港と同じ轍を決して踏んではならない。」と力説
しました。

世界中を驚かせたミシガン州議会
ビッグ3が危機の中、見本市会場増設を決定!

さらに石積は、「見本市は都市発展に重要な役割を果たす。このことを象徴的に示す
ニュースを紹介したい。米国ミシガン州は、『北米 国際自動車ショー』の開催地として
有名な、コボ・センター(デトロイト市、6.5万平米)を、さらに1.5万平米増設することを決
定した。北米自動車ショーは、地元デトロイト市に少なくとも毎年推定600万ドルの経済
効果を生み出しており、自動車産業発祥の地としての存在感を維持するのに大きく貢
献している。ご存知のとおり、自動車産業は現在、極めて厳しい経済環境にあえいで
いる。しかしながら、見本市が地元経済に与える影響の大きさが十分認識されている
からこそ、このような逆境の中でも、見本市会場の増設が州議会で決定されたのだ。」
と紹介しました。

一通りの講演が終わった後、参加した内閣官房の幹部からは、「具体的な会場建設の
候補地は、例えば東京ではどこか。横浜では?幕張では?地方では?」「大阪の橋下
知事は20万平米の大会場を考えているようだが、どこに造るのか。実現可能か」など、
細部までに入った具体的な議論がなされ、予定時間を大きくオーバーするほどの熱い
勉強会になりました。

日本中の各都市が、地域活性化、都市再生のため、新しい街づくりの方向性を模索し
ている中、見本市はその大きな原動力になることを、我々は今後も継続して訴えてい
く予定です。