最近の新日石、本当に凄いですね。
燃料電池、太陽電池、蓄電池、バイオ燃料など代替エネルギー
に対する死角なしです。しかも、現状に飛びつくだけではなく、
将来への布石も万全です。
もしかしたら、10年後は凄い会社になっているかもしれません。
(今でも凄いという人もいるかもしれませんが、それは日本国内
だけですから。10年後には世界的存在になっている可能性は
十分あるでしょう。そんな気がします。)
http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200901170020a.nwc
蓄電池用炭素材で韓国合弁 新日石、来春にも商業生産
2009/1/17
新日本石油と韓国石油大手のGSカルテックスは16日、蓄電池用炭素材事業の合弁契約を結んだと発表した。今年3月末までに合弁会社を設立、今春には韓国南東部の慶尚北道・亀尾(グミ)市で合弁工場の建設に着工する。2010年4月に商業生産を始め、15年に売上高50億円を目指す。
蓄電池は現在、携帯電話用バッテリーやパソコンなどで使われているが、今後は太陽光発電システムや風力発電向けなどへの用途拡大が見込まれており、需要増に対応する。
折半出資で設立する合弁会社が生産・販売するのは、蓄電池の一種であるキャパシタ用の炭素材。合弁工場の生産規模は年間300トンで、新日石の麻里布製油所(山口県和木町)のコークスを原料に生産する。生産される炭素材は携帯電話用など小型キャパシタを製造する国内外のメーカーに販売するという。
新日石は麻里布製油所で製鉄会社の電気炉電極用の炭素材(ニードルコークス)を製造。10%以上の世界シェアを誇っており、それらのノウハウを生かしてキャパシタ用炭素材の開発を続けていた。
一方のGSカルテックスも高性能炭素材開発を進めており、両社が共同で事業を行うことで生産・技術開発でのシナジー(相乗)効果が得られると判断し、事業化調査を行っていた。
◇
【予報図】
■脱石油 次世代技術事業にかける
新日石が今後の成長が見込める電池など次世代技術で矢継ぎ早に提携戦略を進めている。電池材料分野は韓国のGSカルテックス、また、燃料電池と太陽電池分野は三洋電機とそれぞれ合弁会社を設立。合弁事業で提携先のノウハウを取り込むことで迅速に事業化し、早期の収益貢献を進める狙いからだ。
同社が提携を急ぐ背景には、若者の自動車離れなどで主力のガソリンなど石油製品販売事業が急速に縮小していることがある。この影響で、同社の2009年3月期の営業損益は旧日本石油と三菱石油の合併後、初の赤字に陥る見通し。環境意識の高まりで世界的に“脱石油”の流れが加速することが予想される中で、収益率の高い次世代技術分野の開拓が不可欠な状況になっているというわけだ。
他の元売りも事情は同じだ。出光興産は有機EL(エレクトロルミネッセンス)向け材料のほか、「全固体電池」といわれる次世代型蓄電池の事業化を狙う。昭和シェル石油は、太陽電池の大規模工場の建設を予定するほか、コスモ石油も太陽熱発電の開発など、次世代技術の導入を目指している。
石油需要の反転が見込めない中で、各社の今後の業績は、こうした次世代技術事業の正否がカギを握る。それだけに、提携戦略などを通じて、迅速に事業を立ち上がる動きが活発化するのは間違いない。