http://www.yomiuri.co.jp/eco/news/20081225-OYT1T00429.htm
酸性雨、目にしみます…各地の銅像に涙のような筋跡
酸性雨の影響で屋外の銅像に筋のような跡が残る「アシッドライン現象」が各地で起きている。
九州最大の歓楽街、福岡市・中洲の「福博であい橋」に立つ「三人舞妓(まいこ)」像。愛らしい表情をした舞妓たちの顔には、いずれも涙を流したような筋模様が痛々しく残る。
舞妓像のほか、福岡県の有形文化財「銅造亀山上皇立像」(福岡市博多区)、長崎大文教キャンパスにある「若人の像」(長崎市)などに、アシッドライン現象が起きている。
環境省によると、酸性度を示すpHの数値が5・6以下の場合が酸性雨とされる。2002年までの20年間の国内平均値は4・77で、ほぼ横ばいという。
