今日は、黒川清先生(内閣特別顧問)、米倉誠一郎先生(一橋大教授)が出演されたNEDO主催の「リアル・イノベーション2008 イノベーションは実現してこそ光を放つ」というシンポジウムに出てきました。
農業・観光などで元気の良い起業家の方々がパネルディスカッションに出ておられました。
和郷園(野菜の産直から、世界的販売まで展開中)
http://www.wagoen.com/
コエドブルワリー(青果産直事業から地ビールを開始。連作障害の回避のため麦を植えていたので、それを活用し地ビールを製造)。
http://www.coedobrewery.com/
実は、ここの地ビールは国際的に有名なモンドセレクションで、瑠璃と紅赤が最高金賞W受賞で、それ以外も金賞と銀賞で5種類全部受賞という快挙を成し遂げています。
同じ年にサントリーのプレミアモルツも金賞をとっているらしいのです。
お久しぶりの投稿なのに地ビールの話で恐縮ですが、起業と地域経済振興の観点からは面白い話しをいっぱいふくんでいます。(流石に米倉先生が厳選された起業家だけのことはあります。)
社長は若い方で、婿養子に入られたようです。三菱重工でプラントの輸出入をしていたそうです。
野菜を産直する商社的会社で、川越で事業をしていて、納入する農家が野菜の連作障害対策として裏作に麦を育てていたのですが、それをほとんど捨てていたそうです。
ちょうど、地ビールが解禁になったのと合わせて、川越産だけれども地方の土産ではなく「世界で勝負できるビール」を目指したそうです。
日本国内で売っている装置は、大企業向けの大規模装置だったので、ドイツから小規模用の小回りの効く(若社長の言葉では「かゆいところに手の届く」)装置を輸入したそうです。商社経由にすると高いので、自分で直接やったらしいのですが、そのときに以前の仕事の経験が生きたそうです。
それだけでなく、ビール職人も国内で調達しにくかったので、機械のご縁で、本場ドイツのブラウマイスターに5年間来て貰って直接生産指導をしてもらったそうです。
この辺が黒川先生が言われる「Think locally, act globally」の真骨頂です。
何で、モンドセレクションを目指したかというと小さな起業(従業員13人、社長含む。生産は6名)なので、当然、宣伝広告のチャネルがないし、広告に必要な経費がない。しかし、宣伝して名前を売らないと、商品も売れないということで、話題創りを目指したのと、元々地方の土産・遊びではなく、本物の本格ビールを創ろうということだったので、国際基準で測ってもらいたかったという高い志なのです。
この川越の小企業の国際性は凄いです。
米倉先生が意地悪っぽく、「ウェブサイトは?」と聞くと、「当然、英語もあります。」ときっぱり答えてます。
こうした小さな努力のおかげで、2007年度の取材数は130件にも及んでいます。
情報発信に困る地域の中小企業は多いのですが、こうした工夫で大きな仕事ができるという良い見本ではないかと思います。
余談ですが、他の2人のパネリストは、箱根の温泉宿を改革した達人、一の湯の小川社長(1630年から続いた第15代当主)とロボットスーツの山海先生でした。彼らの話も非常に面白かったのですが、これは長くなるので別途。(観光産業にもファンドが入ってきているようですね。)
農業・観光などで元気の良い起業家の方々がパネルディスカッションに出ておられました。
和郷園(野菜の産直から、世界的販売まで展開中)
http://www.wagoen.com/
コエドブルワリー(青果産直事業から地ビールを開始。連作障害の回避のため麦を植えていたので、それを活用し地ビールを製造)。
http://www.coedobrewery.com/
実は、ここの地ビールは国際的に有名なモンドセレクションで、瑠璃と紅赤が最高金賞W受賞で、それ以外も金賞と銀賞で5種類全部受賞という快挙を成し遂げています。
同じ年にサントリーのプレミアモルツも金賞をとっているらしいのです。
お久しぶりの投稿なのに地ビールの話で恐縮ですが、起業と地域経済振興の観点からは面白い話しをいっぱいふくんでいます。(流石に米倉先生が厳選された起業家だけのことはあります。)
社長は若い方で、婿養子に入られたようです。三菱重工でプラントの輸出入をしていたそうです。
野菜を産直する商社的会社で、川越で事業をしていて、納入する農家が野菜の連作障害対策として裏作に麦を育てていたのですが、それをほとんど捨てていたそうです。
ちょうど、地ビールが解禁になったのと合わせて、川越産だけれども地方の土産ではなく「世界で勝負できるビール」を目指したそうです。
日本国内で売っている装置は、大企業向けの大規模装置だったので、ドイツから小規模用の小回りの効く(若社長の言葉では「かゆいところに手の届く」)装置を輸入したそうです。商社経由にすると高いので、自分で直接やったらしいのですが、そのときに以前の仕事の経験が生きたそうです。
それだけでなく、ビール職人も国内で調達しにくかったので、機械のご縁で、本場ドイツのブラウマイスターに5年間来て貰って直接生産指導をしてもらったそうです。
この辺が黒川先生が言われる「Think locally, act globally」の真骨頂です。
何で、モンドセレクションを目指したかというと小さな起業(従業員13人、社長含む。生産は6名)なので、当然、宣伝広告のチャネルがないし、広告に必要な経費がない。しかし、宣伝して名前を売らないと、商品も売れないということで、話題創りを目指したのと、元々地方の土産・遊びではなく、本物の本格ビールを創ろうということだったので、国際基準で測ってもらいたかったという高い志なのです。
この川越の小企業の国際性は凄いです。
米倉先生が意地悪っぽく、「ウェブサイトは?」と聞くと、「当然、英語もあります。」ときっぱり答えてます。
こうした小さな努力のおかげで、2007年度の取材数は130件にも及んでいます。
情報発信に困る地域の中小企業は多いのですが、こうした工夫で大きな仕事ができるという良い見本ではないかと思います。
余談ですが、他の2人のパネリストは、箱根の温泉宿を改革した達人、一の湯の小川社長(1630年から続いた第15代当主)とロボットスーツの山海先生でした。彼らの話も非常に面白かったのですが、これは長くなるので別途。(観光産業にもファンドが入ってきているようですね。)