ご参考までに抜粋です。(MLへの投稿から個人的な話しなど
は削除しました。私信ではありません。)
正確に申しますと、一部のトップVCは相変わらず成功を謳歌して
います。その他は、何をやってもうまくいかず、あの90年代のバブ
ルの再来を待ち続けているしかないのでしょう。
特に、90年代に、他人の成功を横目で見ていた年寄りに、そういう
傾向が強いと思います。ファンドのパフォーマンスが上がらないこ
とについて、彼らは、さまざまな理由を並べ立て、ファンドを集め続
けていました。さすがの投資家もそっぽをむきはじめてファンドが
集まらないので、ファンド活動の休止ないしは解散を余儀なくされ
るところが出ています。
http://blog.japan.zdnet.com/tokuda/a/2006/09/post_4.html
私自身、シリコンバレーに渡ったのは、ベンチャー投資をやりかっ
たためですが、この状況下で、VCファンドを運営してもパフォーマ
ンスをお約束できないので、無理に通常のVCファンドを作ることは
考えておりません。いずれ手がけたいですが、何かひねったもの
が必要と考えています。
シリコンバレーで、従来の、ITのソフトやハードなどでは、面白い
投資先はなかなかみつかりません。面白いものはあることはある
のですが、バリュエーションが高いし、類似のものがたくさんあり
ます。モバイルとかセキュリティとかたくさんありすぎて、市場を
食い合いしている状況です。まずはどの会社も大きく成長できな
いと思います。バイオは、特許で守られるので、そういう意味では
強いと思います。
それだったら、中国やインドなどで捜したほうが、類似のものが安
く買えますし、成長率が高いと思います。むしろ、米国に期待でき
るのは、業務システム系のソリューションなどです。それこそサー
ビスと言えるもので、米国の進んだ金融ビジネスやシステム構築
のコンサルティング力に特徴を持ちます。そういう企業は全米に
ちらばっています(特に大都市圏)。
そのためご指摘のように、新しい投資先として、エネルギーは注目
されています。トップベンチャーキャピタリストのクライナーパーキ
ンスのジョン・ドアーも、エネルギーだと言っています。ただし、投資
するノウハウを持ち合わせているVCは非常に少ないと思います。
日本を含め先進国は人口が停滞乃至は減少しますが、地球規模
で言えば、少なくとも今後50年は人口爆発が進み、地球の人口は
100億人までは確実に増えると思います。そうなれば、資源の奪い
合いとなり、国同士の争いになり、資源を確保できる国、あるいは、
資源を効率的・有効活用できる技術を持つ国が力を持つと思いま
す。資源は、水、食料、エネルギー、鉱物資源、森林などなどあり
ますが、例えば総合商社はこれらで儲けております。エネルギー
関連の技術はポテンシャルが高く、投資の対象としては魅力的だ
と思います。ただし、エネルギー関連は、ITと比べて時間はかかる
のかもしれません。しかし、全産業へのインパクトは計り知れず、
成功すれば大きなリターンが得られると思います。
さて、日本ですが、逆に人口が減少します。それに伴う問題、アジ
アの取組みなどについて、連載でご紹介しております。
http://blog.japan.zdnet.com/tokuda/
もう一つ、別のお話です。
JUNBA(シリコンバレーにおける日本の大学の連絡会)の主催した
第一回シンポジウムの話です。
http://blog.japan.zdnet.com/tokuda/a/2007/01/post_7.html
ナノテクがテーマでした。日本のナノテクには、非常に期待していま
す。材料系は、元々日本が強い分野ですが、近年学生の人気もな
く、人材不足のようです。材料系はマニュアルに書けないようなノウ
ハウが多いと思いますが、2007年問題もあり、技術の継承が途絶
えつつあり、そちらが非常に懸念です。
世界規模では、ナノテクやエネルギーなど材料・資源がこれから
は伸びていきそうです。逆に、日本は人口減少が進み、資源の問
題は少なくなりますが、一方、サービス化がますます進んでいき
ます。サービスの品質に力を入れて、高付加価値を提供できる企
業が生き残るのではないでしょうか。
独立して3年目に突入しました。昨年は、メディア活動をスタートし、
日本語のみならず、英語や韓国語で情報発信しました。
http://www.zdnet.co.kr/news/enterprise/etc/0,39031164,39151321,00.htm
米国での有力メディアであったこともあり、最大のネックであった米
国でのネットワーク不足が一気に解消しました。ギルド化したインナ
ーサークルに頼る必要がなくなったばかりか(と申しますか、なかな
か入れてもらえない)、記事自体がレファレンスになりますので、人
からの紹介は不要となりました。米国での実績を持たないというこ
とは、実績主義の国では致命的な欠陥でした。自分は力があるの
にと思っていても、それを証明するものがなかったわけです。しかし、
その壁をぶち破ることができました。それ以外にもいろいろなメリット
があり、独立コンサルタントとしては、この上ないプラス要因となりました。
私でできることであれば日本の皆様の力になりたいと思っております。
特に体力勝負に持ち込めれば、ここのところ負け知らずで、昔から勝
負運があるというのが強みです。まだまだ私のように、自由に活動で
きる人は非常に少ないと思います。そのため、できる限りいろいろな方
のご要望にお応えしていきたいと考えております。何なりとご用命くだ
さい。今後ともよろしくお願いします。