西日本新聞1月4日1面です。
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/20070104/20070104_012.shtml
水素の権威九大に集結 国内外から80人超 貯蔵法など共同研究 08年までに
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水素エネルギーは次世代のクリーンエネルギーとして注目されている。国の「水素利用技術研究開発特区」に指定されている伊都キャンパスは、水素エネルギー普及の課題とされる安全性の確立に大きな役割を担う。
同センターは独立行政法人「産業技術総合研究所」(産総研・東京)が建設している。現在、九大を中心に約50人の専門家が、水素の貯蔵や輸送などの基礎研究をしている。08年にセンターが本格稼働すると、共同研究に取り組む専門家は国内外合わせて80人を超す見込み。
参加が決まった海外の主な専門家は、水素の侵入で金属が劣化する水素脆(ぜい)化(か)研究に取り組み、米国立科学財団賞などを受賞した米イリノイ大のソフロニス教授、材料科学研究の第一人者で米国金属学会賞などを受賞した米バージニア大のガングロフ教授など。滞在期間は数カ月から1年程度で、福岡と在籍する大学を行き来しながら研究に携わる。
国は12年度までに、同センターに100億円超の予算を投入する方針。水素脆化や水素が与える材料の摩擦や摩耗などの仕組みを解明し、水素が安全に貯蔵、輸送できる基盤整備を目指す。
九大と産総研などは今年2月、同センター設立を記念して、国内外の研究者による水素先端世界フォーラムを福岡市などで開催する。世界の水素研究拠点に成長した福岡から、これからの水素戦略や研究開発を世界にアピールする。
