オハイオ州立大学の研究者、牛の胃液を使った微生物燃料電池を設計


オハイオ州立大学の研究者等が、牛の第一胃(rumen)に外科手術で埋め込んだカニューラ(cannula)を使って抽出した約0.5リットルのルーメン液で、約600ミリボルトの電力を発生させたと発表。ルーメン液自体はエネルギー源として使用されるわけではないが、液中及び牛糞中に存在する微生物が優れた電気発生源になりうるという。

牛の胃

オハイオ州立大学の研究チームは、微生物燃料電池(microbial fuel cell)を作るために、高さ約12インチ・直径約6インチのガラスチェンバー2つにルーメン液を満たした。陽極と陰極のチェンバーは、プロトン伝導性を持つ特殊素材で仕切られている。

 陽極チェンバーにはルーメン液とセルロースを入れ、陰極チェンバーには触媒兼酸化剤のフェロシアン化カリウムを入れ、更に、両チェンバーに電極として黒鉛の小片を加えたところ、出力は約0.58ボルトに達した。約4日後に電圧は0.2ボルトまで落ちたが、研究者が新たにセルロースを追加することで、電圧を元の0.58ボルトに戻すことが出来たという。


この研究結果は、ワシントンで831日に開催された米国化学会(American Chemical Society)年次会合で発表された。(Ohio State University News Release, September 14, 2005)


安藤注:きもい燃料電池ですね。でもまあ電解液にこういうものも使えるんですね。優しく分解するからか、電圧は低いですが、使用環境を工夫するとおもろいかもしれませんねぇ。