そういう人達と会っても、なぜか私は、羨ましいとは思いませんし、逆に、みんなの話を聞いていて、「きっと、もし、毎週のようにゴルフをしたら、自分だったらきっとゴルフに飽きてしまうだろうな」と思ったりもします。誤解のないように、言いますが、私はゴルフは大好きですし、若い頃はアメリカに駐在していたこともあり、毎週のようにゴルフをしていました。でも、今は、なぜか、ゴルフをすること自体は変わらず好きなのですが、毎週やりたいとは思わないというのが正直なところです。
仕事という部分でも、3回の転職を経て、現在に至っていますが、4つの異なる業界を経験し、職種と言う意味でも、いわゆる営業職が中心ですが、人事や、戦略なども担当しましたし、この20年は取締役として、経営にも参画しています。このように、一つの業界で一つの職種で40年以上ビジネスに関わることではないキャリアになったのも、多分私の飽きっぽい性格というか、ビジネスでも、いままでと異なることにチャレンジしてみたいと思う性格が、きっとこのような少し珍しいキャリアを歩む理由の一つでなかったかなと思っています。
確かに、それまで経験してきた業界と異なる業界にキャリアをシフトすることや、それまで営業しかやったことがないのに、例えば人事の仕事にチャレンジすることは、今までの経験や築き上げた人脈が直接使えないという意味では、一見不利に見えるのですが、実際は、異なる視点や、違う経験をしてきたからこそ、わかる部分もあって、自分で言うのもなんなのですが、ずっとその業界、その職種しか経験していない人に比べて、広い視野や、違う物の考え方ができるという意味で、結果として有利に左右したのではと思っています。
言い換えれば、「知らない」ということは、ある意味、特に30歳台や40歳台のビジネスパ―ソンの場合には、ある意味アドバンテージになるということです。
知らないからこそ、チャレンジすることに、ワクワクもしますし、新鮮な気持ちで仕事に取り組めます、そんな態度や仕事への取り組み姿勢は、周りにも、とてもいい印象を与え、また、その姿勢が、エネルギーとして周りを巻き込んで、その仕事に新しい風を吹き込んでいくという、そんな効果ももたらす場合があると思っています。逆に、同じ仕事ばかりしていると、自分でも、だんだん新鮮な気持ちがなくなり、実際はそうではないとしても、仕事の成果の質が落ちていくように感じてしまいます。
もちろん、仕事や会社をころころ変えるような転職はお勧めしませんが、私のように平均すると5年とか10年に一度、業界や会社を変わってみるというキャリアも、経験の幅や物の見方の幅を広げるという意味では、いいキャリアの作り方ではないかと思います、そして、少々乱暴な言い方ですが、同じ仕事をずっと続けていることに飽きて、新しい仕事にチャレンジすることは、そのチャレンジをポジティブなものにし、結果として、キャリアチェンジを成功させることにつながっていくのではないかと思うのです。




















