http://voicefactory.jp/hinohara_kouen.html
まず、ヴォイス・ファクトリィ代表で音楽プロデューサーの輪嶋東太郎氏が登場。「ザ・テノール 真実の物語」で、伊勢谷友介さんが演じていたプロデューサーの方です。「伊勢谷さんと、実物との違いに驚かれましたか?(笑)」とか、輪島氏は、とてもトークが面白くて、聞き入ってしまいました。
一部は、日野原重明先生の講演です。よく通るお声の声量に驚かされました。学生時代に結核を患い、闘病中によくレコードを聴いていらしたとのこと。ベー・チェチョル氏のために、「愛のうた」という曲を作詞・作曲され、5月25日にCDが発売されます。客席には、韓国の駐日大使(と、先生はおっしゃていましたが、確認ができませんでした)、そして、氏の甲状軟骨形成手術の執刀医である、京都大学名誉教授の一色信彦先生もいらしていました。
二部は、演奏会です。曲目リストは、上記リンク先を見ていただくとして、讃美歌、オペラのアリア、山田耕作氏の「この道」、「からたちの花」、そして、現代韓国歌曲の「面影」など、どれも素晴らしくて、もう言葉もありません。初めて見た氏の印象は、思っていたよりも身体が大きくて、いかにも「ザ・テノール」という感じです。ピアノ伴奏は、2008年から、ベー・チェチョル氏のリサイタルで伴奏をなさっている松崎充代さんです。
ここで、1月に作った再生リストに、今回の演奏会で歌った「面影」とトスティの「四月」を足しました。改めて、ご紹介いたします。
1. Nessun Dorma 誰も寝てはならぬ (「トゥーランドット」より)
2. Di Quella Pira 見よ、恐ろしい火を (「イル・トロヴァトーレ」より)
3. Lascia Ch'io Pianga 私を泣かせてください (「リナルド」より)
4. シューベルトのセレナーデ
5. Amazing Grace
6. 「ザ・テノール 真実の物語」のシーンより (流れているのは、Di Quella Piraです)
7.Ah si ben mio ああ、美しい人 (「イル・トロヴァトーレ」より)
8. 面影
9. 四月
本編終了と同時に、万雷の拍手が鳴りやみません。私も、この頃から、鼻の奥が痛くなり、眼が潤んでくるのがわかりました。アンコール一曲目は、日野原先生による「愛のうた」。鳴りやまない拍手とカーテンコール。アンコール二曲目は、「アリラン」。この後も、本当に拍手が止まらないのです。どうしても、あの歌を聴きたいです
再びステージに戻ってきたベー・チェチョル氏。そして、Amazing Graceが始まりました。本当に素晴らしいです。私はもちろんですが、客席のほとんどの人が、立ち上がって惜しみない拍手を送っていました。輪嶋プロデューサーも、再びステージに登場なさり、感動のフィナーレとなりました。Bunkamura オーチャードホールは、2003年に、ベー・チェチョル氏が日本デビューを飾った会場だとのこと。再生リストの2曲目、「イル・トロヴァトーレ」の動画が、その時のライブ映像かと思われます。おそらくは、氏の絶頂期だったのかもしれません。しかし、2005年に甲状腺がんに襲われ、摘出手術。現在でも、右側の声帯が完全に麻痺しているのだそうです。
映画「ザ・テノール 真実の物語」は、DVD化が決定しました。8月7日に、DVD発売記念として、東京オペラシティコンサートホールにて、上映会が行われます。ちなみに、このオーチャードホールでの演奏会の模様が、特別映像として、DVDに収録されるそうです。私は、まだこの映画を見ていませんが、映画館のスクリーンで見るのは、もう難しいでしょう。どうせ見るなら、素晴らしい音響の会場で見てみたいなとも思っていますので、これから、検討いたします
またしても長文になってしまいました。読んでいただいて、ありがとうございます<(_ _)>