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    6年に渡り、日本のコスプレシーンを牽引しているイベント『acosta!』。開催50回突破を記念し、11日と12日の2日間、池袋サンシャインシティにおいて『Ultra acosta!』と題したビッグイベントが開催。多くのコスプレイヤーとカメラマンが参加、非常な盛り上がりを見せてくれた。現在、名古屋で開催中の『ホココス ~南大津通歩行者天国COSPLAY~』にも、負けず劣らずの『Ultra acosta!』。そこで見つけたコスプレイヤーを紹介する。

 普段の『acosta!』を上回る人数のコスプレイヤーが参加した今回、目に付いたのが“合わせ”と呼ばれる、複数のレイヤーで1つの作品のキャラを演じるパターン。人気の『FGO』、『SAO』、『アズールレーン』など、友達同士で同じ作中のキャラに扮し、楽しんでいる光景が多く見受けられた。そんな中、圧倒的な存在感を発揮していたのが、レイヤーのぶらっくすわんさんはじめ、5名のレイヤーで結成された『美少女戦士セーラームーン』合わせだ。

 セ-ラームーンのコスチュームで決めていた、ぶらっくすわんさんのコスプレ歴は6年。『acosta!』への参加は今回で3回目という彼女は、普段はタレントとしても活躍中の美人レイヤー。「一番こだわった点は、ウィッグのお団子ヘア。セットされたウィッグだと毛束感が出ないので、ロングヘアのウィッグを用意して、さらに実際にお団子ヘアを作るときに使うかさ増し用のグッズを活用して、原作本来のヘアフォルムを実現させました」というのだから、その本気度はかなりのもの。そんな彼女に『セーラームーン』の魅力を聞いてみると、「小さい頃から観ているけど、やっぱり普通の女の子が変身して、ヒロインとして活躍するという設定が良いんですよね。それは子供の頃はもちろん、大人になった今でも惹かれます。そんな大好きなキャラを今、こうして演じられるのってすごく嬉しいし楽しい!」

 セーラーマーキュリーコスプレのレイヤー・こげ子さんは、コスプレを始めて早4年。『acosta!』には、だいたい1年に1度のペースで参加しているとのこと。一番こだわった点を聞くと、「ウィッグのバランス。『セーラームーン』って昔のアニメだから、どうしても少しレトロな点があるじゃないですか。そこら辺の時代背景を考慮して、今風のヘアスタイルでなくアニメのイメージに近い雰囲気を出すよう心がけてます」とこげ子さん。普段から女の子キャラのコスプレをすることが多いこげ子さんだが、最近はソシャゲの『グランブルーファンタジー』のコスプレをしたいと考えていて、目下衣装を製作中とのこと。「普段はOLをしてるんですが、時間を見つけて衣装製作に励んでます。もはや、趣味を通り越してダブルワークですね」、そう笑う彼女の笑顔が印象的だった。

 セーラーマーズに扮するのは、あんずさん。脚が長く見えるように、とにかくスカートを短くしたのがポイントだとか。「今回で『acosta!』は2回目だけど、すごい人の多さですよね。普段はOLとして働いてるんですけど、こんな短いスカートはまずはかないですね(笑)」と笑顔。

 IO(いお)さんが選んだのは、セーラーヴィーナス。「私も今回、一番気を使ったのはウィッグのセットかなぁ。前髪のボリュームを出しつつ、サイドをビシッとさせているところがポイントです」。『acosta!』参加は片手で数えるくらいとのこと。

 セーラージュピターに扮していたのは、びすこさん。コスプレ歴8年のベテランで、普段はトレーナーとして働いているとのこと。「セーラージュピターの特徴の1つであるポニーテールを上手く決められるよう、ウィッグのボリューム感にこだわりました」と話してくれた。作中でも身長が高く男勝りのキャラである木野まこと(セーラージュピター)は、実は傷つきやすく乙女な面を持つ女の子。周りのメンバーからも、「彼女はジュピターとキャラがそっくり」という認識を持たれているんだとか。

 日本を代表するアニメの1つである『美少女戦士セーラームーン』は、コスプレにおいて、まさに女の子の“ヒロイン信仰“を具現化するには最適なコンテンツと言えるだろう。

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