龍が如く 劇場版
2005年12月の発売以来、国内で大ヒットを記録、
今では欧米でも高い人気を誇るセガのゲームソフト「龍が如く」。
義理と人情がモットーの裏社会を舞台とする任侠ものであるが
ドラマ性のあるシナリオから(ゲームでのシナリオ監修は作家の馳星周)、
大人層の高い支持を得て、現在では「2」まで発売されている。
その人気ゲームがついにスクリーンに登場。
欲望と暴力が渦巻く街「神室町」。
そこにかつて「堂島の龍」と呼ばれた男、桐生一馬が
10年の刑を終え出所してくる。
彼をまっていたかの様に、次々と起こる事件。
銀行強盗、消えた100億円、謎の韓国人……
桐生は遥という少女の母親を探すうちに、ある事件へと巻き込まれていく。
それは彼の愛する女性をも巻き込む因縁の死闘だった。
桐生一馬を演じるのは、今もっとも熟れている俳優、北村一輝。
「血と骨」や「戦国自衛隊 1549」でのインパクトある演技も記憶に新しい。
なんといっても目力の強さが彼の魅力。
主役をくってしまう程の色気と存在感をもつ彼は、カリスマ性あるこの
桐生役にぴったりだ(個人的に大ファンなので・・)。
自らのHPで特技に「アクション」と記載しているだけあり
肉体の美しさと切れのあるアクションはこの映画の最大の見所になっている。
そして、桐生との対決を待ちわびている真島組長・真島吾朗を演じている岸谷五朗が
素晴らしい。
ゲームと同じく「桐生ちゃ~ん」と呼びながら、金属バットを振り回す狂気ぶりを
見事に怪演。
台詞の「間」一つで会場を笑いの渦にもっていく力は脱帽ものだ。
ゲームには登場しない今時のカップルを登場させ、
観客を自然と「日常」から「非日常」への世界へと誘う構成は
三池崇監督ならではの手腕。
(ちなみに北村一輝という芸名は三池監督が名付け親)
「着信アリ」「妖怪大戦争」とすっかり方向転換したかのように思えた
三池監督だが、この映画で彼の真骨頂ともいえるアクション映画へと
戻ってきてくれた。
(今回も痛そうなシーンがいっぱい・・・)
今では欧米でも高い人気を誇るセガのゲームソフト「龍が如く」。
義理と人情がモットーの裏社会を舞台とする任侠ものであるが
ドラマ性のあるシナリオから(ゲームでのシナリオ監修は作家の馳星周)、
大人層の高い支持を得て、現在では「2」まで発売されている。
- セガ龍が如く
その人気ゲームがついにスクリーンに登場。
欲望と暴力が渦巻く街「神室町」。
そこにかつて「堂島の龍」と呼ばれた男、桐生一馬が
10年の刑を終え出所してくる。
彼をまっていたかの様に、次々と起こる事件。
銀行強盗、消えた100億円、謎の韓国人……
桐生は遥という少女の母親を探すうちに、ある事件へと巻き込まれていく。
それは彼の愛する女性をも巻き込む因縁の死闘だった。
桐生一馬を演じるのは、今もっとも熟れている俳優、北村一輝。
「血と骨」や「戦国自衛隊 1549」でのインパクトある演技も記憶に新しい。
なんといっても目力の強さが彼の魅力。
主役をくってしまう程の色気と存在感をもつ彼は、カリスマ性あるこの
桐生役にぴったりだ(個人的に大ファンなので・・)。
自らのHPで特技に「アクション」と記載しているだけあり
肉体の美しさと切れのあるアクションはこの映画の最大の見所になっている。
- ポニーキャニオン血と骨 通常版
- 角川エンタテインメント戦国自衛隊1549 通常版
そして、桐生との対決を待ちわびている真島組長・真島吾朗を演じている岸谷五朗が
素晴らしい。
ゲームと同じく「桐生ちゃ~ん」と呼びながら、金属バットを振り回す狂気ぶりを
見事に怪演。
台詞の「間」一つで会場を笑いの渦にもっていく力は脱帽ものだ。
ゲームには登場しない今時のカップルを登場させ、
観客を自然と「日常」から「非日常」への世界へと誘う構成は
三池崇監督ならではの手腕。
(ちなみに北村一輝という芸名は三池監督が名付け親)
「着信アリ」「妖怪大戦争」とすっかり方向転換したかのように思えた
三池監督だが、この映画で彼の真骨頂ともいえるアクション映画へと
戻ってきてくれた。
(今回も痛そうなシーンがいっぱい・・・)
- バップ着信アリ(通常版・2枚組)
- 角川エンタテインメント妖怪大戦争 DTSスペシャル・エディション (初回限定生産)
正直、この映画で何かを得る事はないだろう。
しかし観客もそんな事を期待していない。
豪快なアクションとキャラクターという点では十分に楽しめる。
ただゲームでは描かれている桐生と錦山、由美との関係や、
桐生の内面までは描ききれていないところが残念だ。
もう少し主要人物の背景を描いてくれたなら映画として
十分に楽しめたのではないだろうか。
この作品が大ヒットしたなら、きっと「2」も製作されると予感させるラスト。
大好きな北村一輝の初メジャー主演作であることから
こけずに大ヒットして欲しい作品ではあるが、ゲームファン層以外からの支持を
得られるかというと正直、心配である・・・
しかし北村一輝のために?ヒットを祈願しよう。
(2006年・日本映画)
芝田 佳織
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