THE 有頂天ホテル
三谷幸喜が4年ぶりにメガホンをとった「THE 有頂天ホテル」。(脚本・監督)
彼の作品だからこそ実現した超豪華・オールスターキャスト。
計算しつくされた脚本と日本を代表する俳優のコラボレーションは面白くないわけがない!
構想10年。
「ラヂオの時間」より前に企画していた「ホテルが舞台」の物語。
豪華なシャンデリアのホール会場、しかし壁一枚を隔てるとそこは
ホテルマンの慌しいリアルな職場。
「非日常」と「日常」が混在するホテルを舞台に巻き起こるノンストップコメディは、
勇気と希望を与えてくれるハートウォーミングな物語でもあるのだ。
お客様は家族である・・・そんなホテルの名前は「アバンティ」。
大晦日、ホテルの威信をかけたカウントダウンパーティーまで後2時間。
そこに現れる「訳アリ」な客達。
記者に追われる汚職政治家、客引きをするコールガール、不幸なシンガー、
愛人発覚を恐れる「マン・オブ・ザ・イヤー」の受賞者・・・
たった2時間の間に絡み合うとんでもないハプニング。
果たして彼らに幸せな新年は訪れるのか?!
出演は役所広司、松たかこ、香取慎吾、佐藤浩市、伊東四朗、西田敏行、篠原涼子、
オダギリジョー、唐沢寿明、寺島進……
中でもオススメはオダギリジョーと唐沢寿明。
いつもと全く違うタイプの役が新鮮で面白い。
もちろん伊東四朗、西田敏行らの名演技にも爆笑させてもらえる。
チョイ役に彼らを使えるなんてほんと贅沢な映画なのである。
もちろんシナリオも上出来。
三谷幸喜という人は、多分日頃から色んな物を見て
「これは何かに使えないか?」「これは何かに似ている」……
そんな事ばかり考えて生きている人なんじゃないかな?
なぜなら小道具がうまい。
よくそんな小道具、おもいつくな~と感心するものがいくつも登場する。
そこが彼独自の世界であり、誰も真似できない所なのだ。
オダジョーが使う小道具には爆笑してしまった。
「面白くて当然」……笑いを期待している客を笑わせる事程、難しい事はない。
それをやってのけるのが三谷幸喜。
これだけ多数の登場人物をうまくまとめる筆力はやはり日本を代表する
ライターなゆえん。
やっぱり「面白い」の一言。今年の初笑いはこの映画で決まりである!
(2005年・日本映画)
(芝田 佳織)
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