MUSA -武士- | 映画-CAN

MUSA -武士-

14世紀(明・高麗の時代)に実際に起こったとされる使節団の行方不明事件。
この史実を元にフィクションされた韓国版・時代劇である。
「アジアン・ビューティー」のチャン・ツィイーをはじめ、
韓国の国民的俳優・アン・ソンギ(見ようによっちゃ斎藤洋介)など
アジアのトップスターが集結した話題作である。

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明との友好関係を結ぶため、高麗より派遣されたチェ将軍率いる使節団。
しかしスパイ容疑をかけられ、流刑に処されてしまう。
砂漠を移動する中、元軍の襲撃により、運良く解放されることになるが、
元軍に捕まっていた“明の姫”を助けたことから、
彼らの運命は大きく動きはじめる……
9人の武士、一人の姫。
姫を渡せば闘いは終わる…しかし。
彼らは自分達の誇りをかけ壮絶な戦いに挑んでい。

私が一番好きな韓国俳優、チョン・ウソン。
彼はこの秋公開される「私の頭の中の消しゴム 」に主演する注目の俳優だ。
ウソンが演じるのは、使節団・府士の「護衛武士(奴隷)」。
着流しの着物に腰くらいまである長い髪。
剣(彼が持つのは両刃のなぎなた)の名士である。
「己に剣を向ける者、生き残れはしない」…
私はこのなぎなたウソンに一目惚れしたわけである。

人間として扱われていなかったヨソル(ウソン)
しかし彼の心は誰よりも人間らしさ(正義・勇気・優しさ・温かさ)を持っていた。
ヨソルを奴隷扱いしていた武士や姫。
彼らの中で何かが変わっていく。

私は三国志をはじめ古代闘い物が大好きである。
現代のミサイルや銃などの闘いに比べ「作戦」が勝敗を決める面白さがあるからだ。
今回も色々な作戦が出てくる。
人数が多ければ勝てるという事もない。「頭」が勝敗を決める。

この作品はとても「クサイ」場面(演出)もある。
でも時代劇はこれでいいのだ。

韓流映画の中であまりない時代劇。
でもこの時代、日本より大陸はずっと進んでいて、
本当に面白い史実の宝庫なのだ。

韓流は男性にはわからない世界だろう。
でもこの映画は絶対男性も楽しめると思うので、
是非、彼女・奥さんに付き合って観て欲しい映画なのである。

(2001年・韓国/中国映画)

(芝田 佳織)